子供室の間仕切り工事②
先日の間仕切り工事の続き。
大工工事の次は塗装工事。
この日ももちろん養生から。
それが終わるとパテ処理へ入ります。
てきぱきと作業は進みます。
そういえば、新築時はクロス職人さんがパテ処理を済ませてくれるため、塗装職人さんがパテ処理をするところはほとんど見ていなかったかもと。
当然ながら慣れた手つきで写真には写らず(笑)
午前中のうちに塗り終わり、午後は乾燥タイムで初日終了。
そして翌日、いよいよ塗装へ。
選んでいただいた色は片方の部屋が白ベース。
木部はオイルフィニッシュです。
真ん中の何も棚のない引っ込んだ壁面は、それぞれ使い方に合わせて棚を取り付けたり家具が置ける場所にしています。
もう一方はブルーグレー。
当初石膏ボードの仕上げはクロス工事を予定していましたが、職人さんの予定が調整できず全て塗装仕上げとなりました。
計画変更をオーナーご家族が受け入れて下さったことが何よりありがたかった事。
費用は少し上がりましたが、その甲斐あってペンキのサラッとした仕上がりが品良くまとまってくれたと思います。
(オール塗装仕上げになり予定していたクロス予算からの増額分は、僕ら側の提案を受けていただいたということで弊所にて負担させていただきました。)
パーティクルボードでつくった洋服掛けの裏面は、有効シナ合板でフックなどがかけられるように。
洋服掛けBOXを床から浮かせた(これが施工上なかなか大変で、大工さんが一工夫してくれた部分)のは、床掃除がしやすい様に。
無印良品さんのポリプロピレン収納にキャスターを付けたものがちょうど収まるサイズです。
巾木も最小限にすっきりと。
お子さんたちの成長に合わせた間仕切り工事。
ただ壁をつくるだけでも十分ですが、いずれ巣立って外すことも考慮した間仕切り収納壁です。
こんな仕切り方もできるということ、これから間仕切りを検討される方の参考になりましたら嬉しく思います。
当初予備日を入れて8日間の現場工事を見ていましたが、抜群の下準備のおかげで半分の4日間で終えることが出来ました。
これからどんな風に使っていただけるか楽しみです。
『東中野山・K邸』
竣工:2010年2月
2010年 県内工務店の委託により渡辺義行建築設計事務所(jinroku)が設計に携わりました
間仕切り竣工:2021年12月
2021年 ご家族よりご依頼をいただき、我々ユニットによリフォーム工事をさせていただきました。