発達支援級での合理的配慮。
昨年小学校入学し1学期の終わりから担任に指摘された事で小児心療内科にかかり注意欠損多動性障害ADHDだろうと診断された我が家の坊君。
今年4月、2年生に進級と同時に発達支援級在籍となりました。
その後セカンドオピニオンで児童精神科も兼ねた病院に転院し、ADHD特徴だけでなく自閉症の特徴もあるとの事で、まさにわたしの自閉&アスペルガー特性と、若旦那君の自閉&ADHD特性を見事に引き継いでいました。
やはり坊の発達障害は、我が家の場合では遺伝が大きいのかな?と思います。
児童精神科の坊君初受診では1時間の診察中ずっと椅子に座り、きちんとDrと話ができていた事や、事前に行っていた聞き取り予診の他、放課後デイでの調書などからADHDの他にASDの特徴もある事や、4年生頃には前頭葉野がかなり発達してくるので今までの困り事も軽減してくる反面、客観的に物事を判断できる様になるためこの頃から不登校児が増えてくるという、今までとは違う困り感が出てくるといったお話がありました。
今までの困り事(癇癪、多動、不注意)も環境の配慮(支援級や放課後デイ)でかなり改善してきたので薬(コンサータ)も日常的に必要でも無く、本人が楽に生活できる様になるべく脳を休ませる事を優先し、どうしてもイライラがひどい時には頓服的にコンサータを処方する事が良いとの事でした。
発達障害児も症状が軽度から重度と様々でありながら、軽度だからといって困り感も少ないとは限らず、何から何まで十人十色なのだそうです。
なので薬の処方も人それぞれ。
坊の現在の状態では頓服的なコンサータの処方となりました。
坊は現在、発達支援級で算数と国語のみ授業を行なっています。
算数は理解が早いため4,5,6年の勉強(プリント)をさせてもらったり、家からZ会などのワークブックを持参し担任がわからないところを教えてくれています。
これはわたしが担任に事情を話しお願いしました。
その事で坊は席を立たずに座って授業が受けられる様になったそうです。
勉強ができない子供にもできる子供にも合理的配慮は平等に必要だと思います。
わたしは担任にその平等性について伝えました。
泳げない子供にいきなり100メートル泳がせる事は苦痛でしかなく、できません。
100メートルを余裕で泳げる子供に1日顔つけの練習をさせることも苦痛であり、できません。
この子供のどちらにも合理的配慮は必要ですよね?
担任はわたしの話を理解してくれ、わたし達のいろんな提案を受け入れてくれる様になりました。
以下主にADHDの児童に対する合理的配慮です。
■学習上又は生活上の困難を改善・克服するための配慮
■学習内容の変更・調整
■情報・コミュニケーション及び教材の配慮
■学習機会や体験の確保
■心理面・健康面の配慮
■専門性のある指導体制の整備
■子ども、教職員、保護者、地域の理解啓発を図るための配慮
■災害時等の支援体制の整備
■発達、障害の状態及び特性等に応じた指導ができる施設・設備の配慮
■災害時等への対応に必要な施設・設備の配慮
上記以外にもありますが主に学校ではこの様な配慮がなされています。
学習障害(LD)高機能自閉症(ASD)の傾向が強い子供にも相応した合理的配慮がなされています。
なにかあれば担任の先生に相談する事もとても大切な事だと思います。
以下↓今までの坊の調書。
(この調書はわたしの備忘録として掲載しました。)