自分の目を信じすぎないようにというお話

図形を見た目で判断して間違えちゃう子には、これを見せるようにしています。

俗に言う騙し絵というやつですね。横棒の長さは一緒なのに、羽根をつけることで全然違って見えちゃうという図です。これで、見た目で判断することがどれだけ危険かがわかるでしょう。

「ここが90度だから…」とか「ここの長さが一緒だから…」と見た目から得た間違った情報で判断してしまう子には、この図を見せながら、「そう見えるから」ではなくて、ちゃんとした根拠を持って答えられるようにしましょうねと伝えます。勉強とは、その根拠を手に入れたり手に入れやすくしたりするためのものなのです。

ですから、自分を疑うことを忘れないようにしましょう。疑うというとあんまりいい感じはしないけれど、何でも適度に疑うということは大切です。だから僕らは探求するし練習するし努力するんですからね。そして、同じぐらい自分を信じることも大切なのを忘れないでくださいね。

勉強していくと、どんどん不安は大きくなるけれど、どのぐらい自分を信じたらちょうどいいのかも、勉強していくとわかるんですよ。

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