内と外のあいだ@中之条小学校
"Between Interior and Exterior" The Japanese words “Interior - uchi” and “Exterior - soto” mean “Inside/Outside of a limited space” and also “The side to which you belong / you do not belong” in other words, “in-group/out-group”. A workshop was held for 110 sixth graders in Nakanojo Elementary School. After introduced to the Japanese's unique concept of "Uchi / Soto" mentlity seen in buildings and human relationships, the children created their own windows by riflecting upon the theme of “Between Interior and Exterior”. Each child made a drawing of "Inside" and "Outside" layering the sceneries with each other. Which side is In and which side is Out? For Nakanojo Biennale we build a house where you can glance between the two.
「内と外のあいだ」
日本人にとっての「ウチ」と「ソト」には
「限られた空間のなか/そと」
「自分の属する側/属さない側」
の意味がある。
7月の夏休み目前、群馬県中之条小学校6年生110名を対象にワークショップを実施しました。建物や人間関係に表れる日本人の「ウチ/ソト」意識を紹介した後、「内と外のあいだ」をテーマにドローイングで窓を制作してもらいました。限られた時間と思考に頭を抱えつつ、皆が手を動かしそれぞれの景色/視点を描きました。
窓は、「内」と「外」の風景を同時に持っています。外から見える内側、内からみえる外側、ガラス上に投影された風景。「内」と「外」を分断する境界線であると同時に、「内」と「外」が共存する場でもあります。視点によって反転可能な「窓」にヒントを得て、「内」と「外」の視点の重なりを表現し、その本質的意味について考える機会を作ります。
「"内"と"外"ってなんだろう?」
今回のワークショップは、2017年中之条ビエンナーレにブランコとして参加し、その成果物を作品として展示するために実現されました。こちらをもとに中之条町立旧沢田小学校での展示作品に仕上げていきます。
各自が「内」と「外」について考え、描き、重ね合わせることで見えてくる風景。
そのあいだを見つめる家を建てます。
こちらは建設中の様子。
展示会場は、沢渡地区の廃校 旧沢田小学校ランチルーム。
天窓から入る自然光によって、内と外が透かされ、あいだの景色が見え隠れ。
時間や天候によってその見え方が変わります。
NAKANOJO BIENNALE 中之条ビエンナーレ
9月9日〜10月10日 9:30 - 17:00
関連リンク: -Nakanojo Biennale の公式サイト http://nakanojo-biennale.com
写真: ⓒ Takako Yamaguchi
協力: 中之条小学校、中之条ビエンナーレ実行委員会