火傷の注意
温熱火傷=熱いものに触れてのもの。
低温火傷=45度以下のものに長い時間触れてのもの。使い捨てカイロなど
化学火傷=酸・アルカリなどの薬品に触れてのもの。消毒液の希釈前のものはこれが
有り得るので取り扱い注意です。
電気火傷=電気に触れて。乾電池にニクロム線の通電程度でも起こる。
放射線火傷=紫外線などでの日焼けもこれに入ります。
低周波治療器、EMS等以前家庭用ではやりましたが、その水分を含む湿性パッド=通電用スポンジに触れている金属板がさびている場合はご注意ください。
古い低周波機械などではその金属板がさびていて、通電に支障はないかもしれませんが、
さびた電極版の湿性パッドを使い通電していると、錆の部分である酸化鉄の影響なのか?
電気火傷を起こすことがあります。
そして、体質にもよるのですが、低温火傷のようにベロベロな感じの電気火傷となりえます。
これを研究会発表で見た時には驚きました。
ご自宅にある低周波などの治療器でも可能性が無いわけではないと思いますので、錆びていたりしないか使用前に確認をおすすめします。
火傷をしたらまづは冷やすこと。水ぶくれが出来たら皮を剥かないこと。感染を防ぎましょう。
火傷には程度があります。
1度 発赤・紅斑 ヒリヒリ痛い
2度 水泡 ズキズキ痛い
3度 壊死・炭化 神経も死んでいるため痛くない。ケロイド、引きつれ、ひどくは炭化。
ひどい方が痛くないってこわいですね!
火傷の深さにより症状が違うのですが、ここで、酸・アルカリでも化学火傷を起こし、紅斑
等もあります、化学薬品の類はそういうこともあるのだと思ってください。
身体の3分の1が火傷をすると命が危険にさらされるといわれます。
それは皮膚の損傷が起こり、体液が失われ、正常な循環を失われることに成るのですね。
30%は、どのくらいか?本人の掌を1%の面積として、掌30枚分の皮膚が火傷を負うと危険というわけですね。
小児が風呂のふたを無造作に開けて温度が高くなった湯気により体幹に火傷を負うなどの場合、広範囲だと30%に近く成り得るので、注意です。