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こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

【天才はこうしてつくられる 〜10年の沈黙〜】

2017.08.31 11:00

「天才」とか「神童」という言葉に

惹かれる人は多いのではないか・・

特に子育て真っ只中の方の場合。。


究極の鍛錬というご本の副題には

「天才はこうしてつくられる」


これはどういうことか・・・


作者 ジョフ=コルヴァンさんによると

元々天才という人はおらず

世にでる人の多くはどの世界も

「10年の沈黙」が必要と。


これは世でよく言われる

「1万時間の法則」と同じ原理で

どの世界でも自分のものにするまで

10年=1万時間 かかるというもの。


最近、15、6歳の若き人たちが

様々な分野で頭角をあらわしている。


いずれも、3、4歳でその分野をはじめ

来る日も来る日も鍛錬していきている。


または、20歳頃、作曲家として活動を始めたり

ビジネスを始めた人も同じく10年くらい

脂が乗るまでかかっていることが多いようだ。


では、ただ単に10年間、

黙々やれば高度なレベルに達するのか??


答えは NOだ。


やはり多くの子供は、幼い頃、強制力を必要とする。

習いたくてやっているけど、やはり楽しく遊べる方へ流れがち。

また、幼い頃からお稽古の必要な習い事は

幼い子にとってかなりの忍耐を要するのも事実であり

そこへ逃げず立ち向かっていく大人の支えが必要だ。

なので、周りの大人も子供と同様

忍耐と支える覚悟が必要。


自分から何時間も幼少期に練習する子は

なにかしら生まれ持ったものがあるらしい。


では、そういう子がすべてその後、

素晴らしい成果を上げ

世に羽ばたくかというとそうでもなく

案外、強制力が必要だったこの方が粘り強く

世の中で成果を上げていくことが多いらしい。


「神童が神童のまま」というのはかなり難しいことがわかる。


14、5歳で世に出てくる子供たちは

なにが他のお子さんと違うのか??


・人より早く始める

・人より早い時期にその道に時間を作り練習する

・クオリティの高いレッスンを信頼できる先生から受ける

・家族の理解、協力、役割分担がしっかりしている


以上のようなことが、なにかしら秀でたものを育てる

大切な要素らしい。


天才と言われる人たち

モーツァルト、ショパンなど

イチロー選手やアインシュタインなどなど


誰一人コツコツ積み上げて磨き続けることを

やめなかった人たちですね。


将来、鍛錬した道に進まなくても

ビジネスでもかなり応用が効くことが

よくわかります。


よく、スポーツで故障から

音楽の道は断念したけど別の道に進んだ人が

成功をおさめておられますがこれも納得できるな。


元々「天才」「神童」という人はおらず

その道に惚れ込んで邁進していく人に

神様は手を差し伸べる。


そしてそういう人にはさらなる高みへ行くために

さらに難易度の高い課題が出される。


好き のレベルで習い事をやる人が多い中で

惚れ込んで打ち込む

これが大きく差を生む気がします。


好きだからお稽古を継続する

これもとても大切なこと。


どちらが正しいとかではなく

どちらも幼少期は大切なこと。


ただ

好きからさらに進化して惚れ込んで打ち込めるのなら

チャレンジしてみるのもよいのでは?と。


その貴重な時間は二度と帰ってこないから。。