「王は愛する」“全ての出演者が仲良くなることって珍しい…このチームは1つになった”
KSTYLE |2017年09月01日17時01分
「ミセン-未生-」のイム・シワン、「ラブレイン」のユナ(少女時代)、「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」のホン・ジョンヒョンら人気スター共演で、韓国での放送前から話題沸騰! 現在韓国で放送中の時代劇「王は愛する」(原題) が早くも9月8日(金) より日本初放送となる。
高麗時代を舞台にイム・シワン演じる王子とユナ(少女時代) 演じるヒロイン、そして王子の忠実な部下であり友人でもある男(ホン・ジョンヒョン) との切ない三角関係が展開する。“ブロマンス”(男の熱い友情) はもちろんのこと、一人の女性を愛し、時には葛藤しながらも深い友情を交わす二人の美しい姿は女性視聴者を虜にすること間違いなしだ。
今回、日本初放送を控え、イム・シワン&少女時代 ユナ&ホン・ジョンヒョンのインタビューが到着! お互いの第一印象や撮影エピソード、本作の見どころなどを語ってくれた。
――衛星劇場にて「王は愛する(原題)」が9月から日本初放送されます。今作が、日本で放送される感想とドラマの紹介をお願いします。
イム・シワン:日本の皆さんとこうしてまたお会いできる機会をいただけたことをありがたく思います。僕が演じるワン・ウォンは、高麗時代に実在した忠宣王(チュンソンワン) をモチーフにしており、孤独・愛・怒りなど様々な顔を見せる魅力的な役で、演じがいのある役柄です。
ユナ:私は高麗時代最高の大商人であるウン・ヨンベクの娘、ウン・サン役を演じました。ワン・ウォンとワン・リン、2人の男性から愛されるキャラクターです。こうしてまた、私が一生懸命撮影してきた作品が、日本の皆さんにご覧いただけることになりとても嬉しいです。
ホン・ジョンヒョン:僕は、ワン・リンというキャラクターを演じました。ワン・リンは、シワン兄さんが演じるワン・ウォンと幼い頃からの友人であり、忠実な臣下です。それから護衛武士でもあるので、いつもそばで彼を見守るキャラクターなんですが、(ユナさんが演じる) サンという人物に出会い、サンとウォンの愛と友情の狭間で葛藤するようになっていきます。今作は、日本の皆さんがご覧になっても十分に楽しめる要素が詰まったドラマだと思うので、たくさんの方々にご覧いただけると嬉しいです!
「初対面が飲み会でした(笑) 酒で生まれた相性です!」
――ユナさんに質問です。ユナさんは、韓国では時代劇初挑戦ということですが、今作への出演を決めた理由やきっかけを教えてください。
ユナ:時代劇ということで期待と心配が半々だったのですが、今作は登場人物の関係性も面白く、キャラクター(サン) も私自身と似ている点が多いので、楽しく撮影できそうだなと思い、挑戦することにしました。また、韓服を着て、過去の時代に生きる人物を演じられるというところも魅力的に感じましたね。
――役柄を演じるために、特別に準備されたことは?
ホン・ジョンヒョン:今作は時代劇ですし、僕は護衛武士役なので……。クランクイン前に乗馬を学んだり、アクションスクールに通って稽古をしました。それから役柄を演じるにあたり、撮影前は1人で一生懸命台本を読んで、役柄を分析したりもしましたが、クランクインしてからは、共演者の皆さんや監督さん、作家さんたちと、“どうすれば役柄を最大限に表現できるのか”という点について相談を重ねてきました。
ユナ:私が一番重点を置いて準備したことは、やっぱりアクションですね。私は今までアクションに挑戦したことがありませんでしたが、アクションスクールに通ったりして、とても楽しく撮影することができました。代役なしで私が演じたシーンもたくさんあるんですよ。
イム・シワン:僕もみんなと同様、アクションですね。僕は王の役なので、戦うシーンはないと思っていたのですが、思っていたよりも多かったです(笑) 初めて乗馬も習いましたしね。それから、共演者の皆さんと円滑に息を合わせられるよう、飲み会にもたくさん行きました。
ユナ:(笑)
――撮影後にプライベートでもよく飲み会をされていたんですか?
イム・シワン:はい。クランクイン前からですよ。初対面が飲み会でした(笑)
ホン・ジョンヒョン:(笑) お酒で生まれた相性です! でも、飲み会は重要なことだと思いましたね。親しくなって撮影に入るのと、撮影現場で初めて“こんにちは”と挨拶した後で親しくなるのとでは、大きな差があるなと感じました。
「全ての出演者が仲良くなることって珍しい…このチームは1つになった」
――「王は愛する」は、歴史上の人物である忠宣王の記録されていない愛と葛藤を描いた作品ですが、劇中一番記憶に残るシーンやセリフはありますか?
イム・シワン:僕のセリフの中に“私にとって一番はいかなるときもお前だ”というものがあるんですが、これはウォンを代表するセリフだと思います。ウォンはサンを一途に愛する人物なんです。それを表現するために、このセリフのように強調し続けるんですよ。でも、サンはそんな僕を拒むんですけどね……。
ユナ:いろんな場面が思い浮かびますし、記憶に残るセリフも多いのですが……。
ホン・ジョンヒョン:選ぶのが大変ですね……。
ユナ:なぜかと言うと、皆さんはまだご覧になっていないので、(ネタバレになってしまうため) お話するのにも限界があると思うんですよ。う~ん……。あえて選ぶとしたら、ウォン、サン、リンが一緒に過ごした楽しいシーンが、記憶に残ってますね。頭陀山(トゥタサン) で過ごしたシーンも思い出深いですし……。今、急に思い出したシーンなのですが、私たちが市場で競走しようと走る場面があるんですよ。1人ずつ走っていくシーンだったんですが……。
イム・シワン:アハハハ!
ユナ:そのシーンが急に思い浮かびました。
ホン・ジョンヒョン:あのシーンの撮影は本当に楽しかったね! セリフを選ぶのは難しいので、僕もシーンになってしまうのですが……。僕の場合、物語が進むにつれて、ウォンとの幼い頃からの関係性もありつつ、サンへの気持ちが大きくなっていくため、その狭間で葛藤することになるんですが、その期間を描いたシーンが記憶に残ってますね。ウォンがサンのことを好きだと知った後も、自分の気持ちに逆らうことができず、苦しむようになるんです。サンを守らなければならないし、ウォンのことでも昼夜関係なく駆け回ったり……。そういったシーンが思い浮かびます。
――撮影現場のスチール写真を見ると、和気藹々と撮影をされたように見えるのですが、実際の現場の雰囲気はいかがでしたか? 他のドラマの撮影現場と異なる点などはありましたか?
ホン・ジョンヒョン:他のドラマと異なる点を挙げるとしたら……。普通、全ての出演者が仲良くなることって珍しいことなんですよ。でも、僕たちは出演者だけでなく、スタッフさんたちも……。
ユナ:一つのチームになった雰囲気!
ホン・ジョンヒョン:そう、1~2年を共に過ごしたチームみたいに、かなり団結した感じだったんですよ。だから雰囲気も団結力に伴い、とても良かったと思います。
「3人での撮影の時は、いつも一緒に食べてました」
――撮影現場での記憶に残るエピソードはありますか?
ホン・ジョンヒョン:今作の初撮影は済州島だったのですが、済州島は美味しいお店が本当にたくさんあるんです。だから、撮影をして移動する時間になると、スタッフさんたちが自ら近くにある美味しいお店を探してくれたり……。いつも、撮影の合間に美味しいお店を探していた記憶がありますね。その時間も楽しかったです。
ユナ:この3人での撮影の時は、いつも一緒に食べてましたね。
ホン・ジョンヒョン:そうですね。撮影が早く終わった人は、残りの2人を待ったりしてね。
ユナ:それぞれの(所属事務所の) スタッフさんたちも一緒に待ってました(笑)
イム・シワン:それから、済州島の撮影現場のすぐ隣が、残念なことに(笑) ゴーカート場だったんですよ。その時の撮影は、想像していたよりもタイトなスケジュールだったのですが、せっかく済州島に来たのに、何もせずに帰るなんて名残惜しいなって話していたら、都合悪く、ゴーカート場が隣にあって“ご飯食べるのは諦めて乗ろうか”ってことになり……。
ホン・ジョンヒョン:本当に楽しかったなぁ……。
イム・シワン:ジョンヒョンチームと僕のチームに分かれて……。ユナはその時……?
ホン・ジョンヒョン:撮影してたんだっけ?
ユナ:2人が何も言ってくれないから、私は先にご飯を食べてたんですよ!
ホン・ジョンヒョン:アハハハ。
ユナ:ご飯を食べながら“どうしてみんな来ないんだろう?”って。そしたら、2人はゴーカートに乗りに行ったって……。
ホン・ジョンヒョン:ごめん……。ゴーカートを見つけた瞬間、体が勝手に……。気が付いた時には、ゴーカートから降りてるところだったんだよ。
ユナ:もぉ……まったく!(笑)
イム・シワン:誤解です。(ユナが) 僕たちを見捨てて、先にご飯を食べに行っちゃったんですよ。
ホン・ジョンヒョン:アハハ。
ユナ:(呆れた表情で) この話は終わりにします……。
それぞれの第一印象は…?「早く打ち解けることができた」
――それぞれの第一印象と、共演された感想について教えてください。
ユナ:シワンさんは、思っていたよりも、とても気楽に接することができたんです。思いやりがあって打ち解けやすいというか……。そういった面が意外でしたね。ジッとしているとクールに見えますし、お話をしたこともなかったので、どんな方なんだろうと思っていたのですが、初めてお会いした時から、明るく気さくに受け入れてくださったので、本当にありがたかったですね。それから、親しくなるうちにわかったのですが、男らしい面も多く、優しくて……(笑)
イム・シワン:なるほど~(笑)
ユナ:演技も思っていた通り、とても上手で……。
イム・シワン:うまく仕込んだでしょ?(笑)
ホン・ジョンヒョン:(笑)
ユナ:一緒に撮影しながら、学ぶ点もとても多かったですね。とても仲良くしてくださったので、いろんな面で感謝しています。それから、ジョンヒョンさんは、人見知りが激しいって聞いたことがあったんですよ。だから、仲良くなるのは難しいのかなぁ? って思っていたんですが、後々“本当に人見知りなの?”って聞いたくらい、初対面の時から気さくに接してくださったんです。想像していたよりも早く仲良くなれたので、安心しましたね。そして撮影しながら、ジョンヒョンさんは、繊細で優しい方だなぁと思いました。
ホン・ジョンヒョン:フフフ
ユナ:(ジョンヒョンさんもシワンさんと同様) やっぱり、男らしかったですしね(笑) お二人は、共通点が多いんですよ。だから、お二人ともパートナーとして共演できて、本当に良かったなぁと思います。
ホン・ジョンヒョン:僕はもともと誰に対しても、すぐに親しく話しかけられないんです。シワン兄さんには、初対面から感謝の気持ちでいっぱいでしたね。でもある日、シワン兄さんから急に電話がかかってきて、“時間があるなら、ご飯でも一緒にどう?”って自宅に招待してくださったんです。兄さんが一番好きなメニューをデリバリーで頼んでくれて、それを一緒に食べながら、2~3時間くらい、ゲームをしたり、ドラマについて語ったり……。兄貴分、そして共演する同僚として、信頼してついていけるなと感じましたね。ですので、撮影前から僕の味方ができたと思い、本当にありがたかったです。ユナの場合は、イベント会場などですれ違ったことはありましたが、話したことはなかったんですよ。正直、最初は気を遣うだろうなぁと思っていたんです。女性ですし、トップ歌手グループのメンバーであり、女優としても活躍しているので、どうやって接すればいいのか分からなかったんですよ。ユナは、僕が人見知りしなかったと言ってくれましたが、ユナが先に僕がリラックスできるように接してくれたんです。僕が溶け込めるよう、心を開いて話しかけてくれたので、人見知りをしなかったと思いますし、親しくなるまでに時間がかからなかったんだろうなって……。仲良くなる早さは、人によって異なるものだと思いますが、ユナだからより早く打ち解けることができたと思うので、その点が一番ありがたいですね。
「ユナは思っていたよりも、ストイックでした」
――ジョンヒョンさんに質問です。演じる時に感じた、シワンさんとユナさんの印象は?
ホン・ジョンヒョン:う~ん……。シワン兄さんが演技が上手なことは知っていたので、“こんな演じ方もあるんだぁ” と学びつつ、さすがだなと思いましたね。それから、ユナは思っていたよりも、ストイックでしたね。
ユナ:ヘヘッ!
ホン・ジョンヒョン:絶対に、適当にやるということはなかったですね。
ユナ:そうですか?
ホン・ジョンヒョン:そうですよ(笑)
イム・シワン:僕もお二人を褒めたほうがいいですか?
ホン・ジョンヒョン:フフフ
ユナ:褒めてくださ~い(笑)
ホン・ジョンヒョン:お願いします!
イム・シワン:まず、ジョンヒョンの場合、初めて会った時から一緒に過ごしていると、同じグループのメンバーみたいだなぁって感じたんです。役者さんとお会いすると、最初はやっぱり“見えない壁”があるものなんですね。その壁を壊すのは、かなりの時間を要する場合が多いのですが、ジョンヒョンにはその壁が最初からなかったように感じて……。幸い、お互いが親しくなろうと思う気持ちが大きかったんだと思います。僕は勇気を出して“今日一緒にご飯食べない?”と誘ったんですが、もしあの時、“今日はちょっと難しいですね”と断られていたら、次からは誘えなかったかもしれないですね……(笑) でも快くOKしてくれて、心も開いてくれてお互い気楽に接することができるようになったので、(同じグループの) メンバーのような、そんな印象を受けました。
「素敵な人たちと出会えた作品…ドラマが終わってもずっと縁が続くだろう」
――皆さんにとって「王は愛する」はどんな作品ですか?
ホン・ジョンヒョン:本当に楽しみながら撮影できた作品ですね。(今までに出演した作品の中で) 僕にとって大切でない作品はありませんが、こんなに共演者同士仲良くなれることは珍しいことだったので、撮影を終えて名残惜しい気持ちはあります。それから、このメンバーはドラマが終わってもずっと縁が続くだろうと感じているので、僕にとって今作は“素敵な人たちと出会えた作品”ですね。
ユナ:私もジョンヒョンさんと同感です。“素敵な人たちと出会えた作品”です! それからウォン、サン、リンの3人はとても多事多難で、本当にさまざまな出来事が起きるので、演技の面に関しては、“幅広い感情を感じさせてくれた作品”だと思います。
イム・シワン:僕は“ユナとジョンヒョンに出会わせてくれた作品”ですね。それだけで、大きな意味があると思います。
――「王は愛する」の視聴ポイントを教えてください。
イム・シワン:僕たちが出演した「王は愛する」が日本で放送されると聞き、本当に嬉しく思います。僕たち出演者一同、楽しく撮影した作品です! そして、僕の隣にいる“ユナが出演したドラマ”ってことが重要ですね!
ユナ:アハハハ。
イム・シワン:こんなに美しいユナが出演し、素晴らしい演技まで披露しているドラマ! 「王は愛する」をぜひご覧ください!
ホン・ジョンヒョン:これ以上、説明することはないね!(笑)
ユナ:(笑)
ホン・ジョンヒョン:お疲れ様でした!(笑) ユナが出演してます! だけで十分だよね?
イム・シワン:ユナが出ます!
ユナ:もぉ……。こんな風に撮影現場でも可愛がっていただきました(笑) このドラマには、イム・シワンとホン・ジョンヒョンも出ています!(笑) ウン・サンとして、ワン・ウォンとワン・リンに愛されながら、ときめくポイントが本当にたくさんありましたね。ですので視聴者の皆さんも、サンに感情移入して、ウォンとリンからの愛を感じてくださると嬉しいです。胸キュンしながらご覧になってくださいね!
ホン・ジョンヒョン:大変なこともたくさんありましたが、出演者全員、最後まで諦めることなく、一生懸命駆け抜け、本当に楽しく撮影しました。それから僕たち3人の役柄は、三角関係ではありますが、普通の三角関係ではなく、3人のキャラクターそれぞれに感情移入してみても、誰一人として悪い人はいないんです。全員の感情を理解することができますし、各キャラクターの気持ちや愛を痛いほどに感じることができるドラマです。そういった点も参考にしてご覧いただくと、より楽しんでいただけると思います。
「王は愛する(原題)」
CS放送局「衛星劇場」にて9月8日(金) より日本初放送!
毎週(金) 午後11:00~深夜1:30(2話連続放送)
2017年/韓国MBC/全20話予定
演出:キム・サンヒョプ「ママ~最後の贈りもの~」「華麗なる誘惑」
脚本:ソン・ジナ「太王四神記」「シンイ-信義-」
出演:イム・シワン、ユナ(少女時代)、ホン・ジョンヒョン、オ・ミンソク ほか
関連ページ:http://www.eigeki.com/special/hanryu_drama_sengen#d1
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元記事配信日時 : 2017年09月01日00時00分 記者 : Kstyle編集部