膝の痛み 加齢と変形と痛みの嘘
整形外科でレントゲンを撮ると、骨の淵がとげ状にあたかも刺さるかのように見える像がある。
又は骨と骨の間の隙間に厚みの極端な違いが見えるものがある。
特にぶつけたわけでも捻ったわけでもないのに痛みが強くて満足に使えない。歩けない。
そういうものだと必ず加齢の為に進んだ変形によるものとして変形性関節症という説明がされる。
膝だったり、腰骨だったりが多く言われるが、関節ならばどこでも出来得るが、
中でも大抵体重を支える関節が問題となる。
一度、そういった像を見せられ加齢によるものだと説明されると、もういけない
大抵は信じ込み、湿布と電気と飲み薬で何年も何年も患い続ける。
<↑写真のモデルはチョット若すぎますね。>
一方治る人もいる。
加齢の説明を受けても受け入れず、治ることに貪欲に 治せる方法を探し回る人。
無駄金を払うことも多いが、治る人もそれなりにいるのも事実。
一つ意外な事実をお伝えします。
例えば、膝の場合、膝の関節に向かい合う軟骨はレントゲンでは透けてしまい判らないですけど、骨の白い像同士の間にある間隙が軟骨の存在部位なため、その部分の隙間の厚さが軟骨の厚薄を表している (半月板等のことは今回置いておきます)
大抵その像が見られると軟骨がへずれている、だから痛いのだとの説明です。
レントゲン像、間隙の不均一さ、軟骨がへずれると痛そうと同意する。
ここで、一言。
<軟骨は、痛みを感じる受容器が無いのだそうですよ!!>
大抵軟骨の栄養剤として、そして滑液の増量として、膝関節に注射が入れられる。
しかも太い針で。
これを何回も繰り返す。
薬に投与制限があるとそれまで注射、後は 内服の痛み止め。
注射で軟骨が増えるのか?とか、副作用は?とかは置いておく。
<軟骨は痛みを感じないんだそうですよ!>
もし、軟骨が増えなかったら治らないはず。
でも実際は変形した骨のままで痛みもなくなるひとも居て。
普通に使える様にもなる人がいる。
骨の形は変わらないのに。
もう一つお伝えします。
痛みには3種類があるという事!!
一つは受容器から神経由来するもの。針を刺すと痛いとか分かりやすく神経に伝わるもの。
二つ目は炎症などのように発痛物質が血管を通り痛みを脳に教えるもの。
最後が一般では知られていない、神経を介さないし、血管経由でもないもの!!
先ほどの膝痛の例に何となく似ていますね。
アメリカの親子2代にわたる整形外科医メンネル氏曰く
『臨床で一番多く見られる痛みの原因が関節の正しく動き難くなった関節機能障害である!!』
ということ。
関節が加齢により正しく動かなくなったから痛むのか?
では、逆に、加齢していても関節が昔のように動きやすくなった場合は若返ったという事?
そんな事あり得ますか?無理ですよね。。。
⇒ いえ、ありえます!加齢していても変形したまま変わらなくても痛みが減って動きが若かった時と同じように動く関節。
それは
正しい関節の動くべきレールから 車輪が脱線したような状態から
車輪をレールに載せ戻せれば軽やかに動き出すようなもの。
この事からみて、加齢による変形が膝の痛みではなかったことを物語りますよね。
これが治る人たちのいる理由です。
加齢し続ける人間は、多少の変形に見舞われたとして、その先ずっと、痛みに付きまとわれなければならないか?
その先ずっと、かがめもしない、階段の上り下りもまともにできない、遠出は歩けない、近場も歩けない。杖に頼らねば移動できない。それらの不自由さを 加齢で諦める必要はないです。器質性(細胞が連絡が切れてしまっているとか、壊死してしまってるとか、部品がっ壊れてしまった状態)のものでない痛みならば、一度は関節機能障害としての施術で
回復が残されているかもしれませんよ。
近くに良い治療者を探してみてください。未だ 間に合うかもしれないのですから。