身近な国、リトアニア
2021.12.30 02:19
神田外語大学グローバル・リベラルアーツ学部(GLA)での「学び」がこのニュースに目を向けさせてくれます。
行ったことがないと、「自分とは関係のない国の話だなー」とか「そもそもリトアニアってどこだろう?」と思ってしまいがち。。
でも、おそらくGLAの学生たちはそうではないでしょう。もちろん、僕自身も。
今年の夏、GLAの海外スタディ・ツアー2.0(オンライン海外スタディ・ツアー)では、1週間ずっとリトアニアのヴィータウタス・マグヌス大学からオンラインの講義を受け、現地の学生たちと交流し、さらに杉原千畝記念館やナチス・ドイツがユダヤ人の大量虐殺を行った第9要塞や旧市街などのバーチャル・ツアーにも参加しました。
また、リトアニア共和国のGediminas Varvuolis駐日大使もオンラインで交流してくれて、私たちは実際にリトアニアを訪問をしたわけではないですが、かなり身近な存在になっています。
昨日の産経新聞には「旧ソ連の弾圧 台湾に重ね」と大きく書かれていましたが、まさにリトアニアは第2次世界大戦時には旧ソ連やナチス・ドイツに侵略された歴史を持ちます。でも、そういうことも、世界史の教科書で学んだだけでなく、あの1週間があったことで、すごく身近に感じます。
海外スタディ・ツアーの地にリトアニアを選んだのは、「人道」をテーマに「20世紀以降の中東欧史」や「紛争と対立からの脱却」を学ぶためでしたが、このニュースなどはまさにそこでの学びと連動しています。
※神田外語大学グローバル・リベラルアーツ学部の海外スタディ・ツアー