アッシジの教会
2017.09.02 17:15
イタリアのアッシジに旅行した時に、朝早く起きて教会に行きました。
ガイドさんから毎朝6時にミサがあると聞いていたからです。
教会に着くと、薄暗い中で声が聞こえてきました。
シューベルトとか、そういうものではありませんでした。
おそらくグレゴリオ聖歌のようなものだと思います。
それは祈りでした。
ことばにちょっと節がついたような感じでした。
今思うと、それが披講の音と似ていたな、って思います。
まずことばがあって、ことばにチカラがある。
良い声とかではなくて、あるのは「思い」。
声を合わせているのではなく、それぞれの思いがひとつのものになっている。
ひとがうたうのは、思いをあらわす、ただそれだけなのかな、って思います。