【音楽】出だしのタイミングを合わせるスキル
ジャンケンって、そういえば最近してない気がしますが、でも、今誰かにいきない「ジャーンケーン」と言われれば咄嗟に右手が反応して、「ポン!」のタイミングでグーだかパーだかを出すと思います。そのタイミングは、もはや反射で合うことでしょう。
人間て小さい頃から特に教わることもなく、結構高いクオリティでタイミングを合わせることができる力を持っています。もしかしたら、みんなとジャンケンとかして遊んでいたからなのかもしれませんが。
では音楽ではどうでしょうか。音楽、特に複数人で一緒に演奏する際、出だしのタイミングを揃えることに意識を集中して一生懸命頑張っていることが多いように感じます。でも、いまいち合わない。
この理由のひとつには、個々の技量があります。具体的にはタンギングをしたその瞬間にハッキリと音が出せる技術。仮にそれができていたとしても、複数人でタイミングを合わせようとしても、やはり少しずれてしまう場合も多く見られますが、それも理由があります。
今月22日(土)、23日(日)のそれぞれ13:00より、第一回目となるアンサンブル講習会を開催いたします。今回のテーマは「アインザッツ(出だしの合図)」。指揮者のいないアンサンブルでは奏者が出だしの合図を出す必要があります。しかし、拍子やテンポ、曲調などによってその方法も少しずつ変わるため、苦手に感じる方も多いです。
この講習会では、そうした様々な条件によってアインザッツの方法がどのように変わっていくかをみなさんと実践しながら理解を深めてまいります。
この技術はアンサンブルだけでなく誰かと一緒に演奏する際にとても重要なスキルですので、吹奏楽などをされている方などにも直接的に有効です。
今回の講習会はアインザッツの動きは皆さんで行いますが、演奏をしっかり行うわけではありません。こうした講習会は「私なんかが出ても」とか「まだそんなレベルじゃないし」などと尻込みしてしまう方がとても多いのですが、「これから(いずれ)役立つこと」を今学ぶと考えれば全然問題ありませんよね。ぜひお気軽にご参加ください。
ということで、第一回目のアンサンブル講習会「アインザッツ(出だしの合図)」は今月22,23日に開催します。ただいまご参加受付中です。どうぞよろしくお願いいたします。
詳細とお申し込みフォームは以下のプレスト音楽教室特設サイトをご覧ください。
荻原明(おぎわらあきら)