知っておきたい国連の基本
みなさん、こんにちは!
今週、ナミビアで数ヵ月ぶりの雨を見て、とっても感動したkenです。
いよいよ雨季のシーズンが始まりそうです。今季はどれくらい降るか楽しみです。
突然ですが、問題です。
中米パナマと近畿大学が共同で研究して、養殖に成功した日本人が
大好きな魚は次のうちどれでしょう?
A: サケ B: ウナギ C:マグロ
(正解は本文の後で・・・)
今回は国連に関する基本的な情報について。
批判もありますが、世界秩序を保つために国連が果たしている役割は大きいと考えます。最近だと、朝鮮半島の動きから目が離せない状況が続いていますが、国際法に則って世界各国を味方につけてしかるべき対処をすればいつか解決する道が見つかるのでしょうか。最悪の結末だけは逃れたいですが、あの国がどう考えているか。
国連には、
1.国際の平和と安全を維持すること、
2.国家間の友好関係を育てること、
3.国際問題の解決と人権尊重の促進に協力すること、
4.各国の行動を調和させるために中心的役割を果たすこと、
という4つの目的があります。こうした取り組みには
30を超える関係機関が協力していますが、これらの機関を総称して「国連システム」と呼び
ます。国連システムは人権尊重の促進、貧困の削減、疾病への対策、さらには環境の
保護に努めています。また、薬物の不正取引やテロに取り組む国際的キャンペーンも、先頭
に立って進めています。
国連を作ろうという考えは、第二次世界大戦(1939~1945 年)の渦中で生まれました。戦争
を終わらせるべく協力していた世界の指導者たちは、平和をもたらし、将来の戦争を防止す
るような仕組みを作る必要を強く感じていました。指導者たちは、すべての国が世界的な
組織を通じて協力すれば、これは実現すると悟ったのです。そして、この組織となるべきも
のが国連でした。
国際連合(United Nations)という名前は、米国のフランクリン・D・ルーズベルト大統領が
提案したものです。この名前がはじめて正式に使われたのは、1942年に26カ国の代表が
「連合国宣言」(Declaration by United Nations)に署名した時のことでした。
サンフランシスコ会議では、出席者全員が、国連憲章署名の数週間前に死去したルーズベル
ト大統領の業績を称え、この名前を採用することで合意しました。
同じような機関として、第1次世界大戦後の1919年には、国際連盟が設立されています。そ
の主な目的は世界の平和を守ることでした。しかし、すべての国が国際連盟に加盟したわけ
ではありませんでした。たとえば、米国は最後まで国際連盟には加盟しませんでした。加盟
国の中にも、後になって脱退する国も出てきたため、国際連盟が行動を起こせないことも多
くありました。国際連盟は成功しなかったものの、普遍的な国際機関への夢を生み出しまし
た。その結果生まれたのが国連なのです。かの(私と同郷である大先輩)新渡戸稲造が事務
局次長として1920年から1926年まで活躍したのは「国際連盟」であることは皆さんご存知だ
と思います。「我、太平洋の架け橋とならん」という素晴らしい名言を残されています。
世界初の国際機関であった「国際連盟」を経て生まれたのが「国際連合」とい
うことですね。ニューヨークにある国連本部は国際的な領域となっています。
(そういえばニューヨークへ遊びに行った時、寄れば良かったなあ(^_^.))
つまり、国連本部のある土地はホスト国の米国だけのものではなく、国連の全加盟国のもの
です。国連は、独自の旗を持ち、敷地内を警備する警備員を雇っています。また、独自の郵
便局を持ち、自らの郵便切手を発行しています。この切手は国連本部、またはウィーンとジ
ュネーブの国連事務局から郵便を出す時にしか使えません。(この切手、欲しい(^_^.))
出典は「知っておきたい国連のしくみ」からでした。
続きは次回、気が向いたときに。。。
最後に問題の答えです。
正解はC:マグロです。世界各国でマグロの人気が高まっている中、将来に向けて貴重な資源を守るための技術協力が行われています。
今日もご覧いただきありがとうございます。
ではまた今度。