RX-8 カーボンLSDオーバーホール
5年程前に組んだLSDをオーバーホールさせて頂きました。
マツダ系のデフは、パワープラントフレームなどが有り、脱着は少し大変です。
降ろしてしまえば、日産やトヨタと変わりありません。
イニシャルトルク測定してみました。
約16〜18キロでした。
ベースがスペック4なので、前回組み込み時は20キロ!!
約2キロから4キロの落ちでした。
5年間でサーキット走行20回以上+通勤に使用してこの位の落ち幅なら全然OKですね。
全てのディスクをチェックしましたが、異常摩耗なども無く再利用可能でした。
RX8はディスクサイズもそこそこ有り一枚辺りの負担が少ないのが良かったかもしれません。
気になるカーボンディスクも剥離や偏摩耗なども無く再利用可能でした。
リングギヤやケース、カバーを洗浄してきます。オイル管理が良かったのか焼けなども無く洗うのが簡単でした。
厚さ違いのスプリングプレートやシムなどを使いイニシャル調整していきます。
今回は、タイヤサイズ変更と足廻りの仕様変更に合せて、イニシャルトルクを調整します。
何度か組み合わせを変更して目標値に合わせました。(本当に何度も)😅
バックラッシュを0.09から0.11の間に収めました。
最後に歯当たりを点検して完成です。
カーボンLSDは、高イニシャルでもアンダーステアも出ずしかも無音と良い事ばかりなのですが、イニシャルの落ちかたも穏やかで、気づき難いのが難点です⁈ サーキットを走られる方などは、今まで通り走行していてもタイムが伸び悩んでいる時は一度イニシャルトルクを測定してみて下さいね。
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