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きょうのフランス France Aujourd'jui

数字が表すもの

2021.12.31 08:12

感染例が1日200,000件を超え、少し緊迫した年始年末を前にしているフランスですが、数字の表すワクチンの効果について見てみたいと思います。


まず現在のフランスの重症化例はオミクロンではなく、デルタが原因なのだそうです。

若年化も始まっており、生後3ヶ月の赤ちゃんもいるとか。

これこそ、まさに周りの大人達がしっかりワクチン接種し、感染防止をしていれば、防げることだと思います。

自分で感染防止できない人々を守るためにも、できる人の一人一人が、きちんとした感染防止策をしていくべきだと思います。


オミクロンは感染力は強くても、重症化することが少ないと先日救急科医の方がインタビューに答えておられました。

また「重症化した患者さんの中には、コロナが存在しないと思っていて、ここに連れて来られて治療がスタートして、ハッと正気に戻る人もおられます。」


状況がどんどん変化している昨今、妙な思い込みは捨て、正しいニュースを取り入れ、常に情報をアップデートしていく必要を感じます。

出来ない人には、周りが助けてあげたいですね。


いずれにしても、きちんとした感染対策は必要です。

先日、私も初めて濃厚接触者になり、慌てました。

何の気なしに、コワーキングスペースで一緒にコーヒーを飲みながら、おしゃべりをした若い男性が、その翌日にポジティブとわかったのです。

幸い、私はテスト結果はネガティヴで無事でしたが、新たにきちんと感染防止の必要性を実感致しました。


さて、表に戻ります。

下の2つ目の表を見てください。(すぐ下の表の右下と同じですが、わかりやすくするために独立させました。)

現在のフランスのワクチン接種完了率は89.6%

つまり10.04%の人がワクチン未接種です。


次にすぐ下にある表をご覧ください。

この表は現在、重症化患者のワクチン接種有無に関するプロフィールです。


右側赤い文字は、20歳以上のワクチン未接種の1,000,000人に対する重症化した人の数で176.03です。176.03/100万人


左側1番上は、20歳以上のワクチン接種を完了しブースター接種を受けている人1,000,000人のうち、重症化した人の数で6.68です。6.68/100万人


左側真ん中は20歳以上で6ヶ月未満にワクチン接種を完了した1,000,000人のうち重症化した人の数で9.98です。9.98/100万人


左側1番下は、20歳以上で6ヶ月以上前にワクチン接種が完了しブースター接種を受けていない人、1,000,000人のうち重症化した人の数で29.63です。29.63/100万人


つまり人口の10.04%にあたるワクチン未接種の人の重症化率が、176.03/100万人と非常に高いことがわかります。

同様にこの表からワクチン接種が完了しても6ヶ月以上経っている場合には免疫率が低下し、重症化数値29.63/100万人と高くなり、ブースターの必要があることがわかります。


一方ブースター接種を受けている人の重症化数値は6.68/100万人と低いことから、ブースター接種の効果が感じられます。


しかしながら、各人の生活の質や生活の仕方が、それぞれ違うので、ワクチン接種の有無やブースター接種の有無が、すべてこの数値に反映しているとは言えません。

もしかするとブースター接種を積極的に受ける人は、感染防止対策もきちんとしている人が多いので、結果、重症化数が低いと言えるかもしれません。


とはいえ、この数字を見る限り、ワクチン接種効果は明らかで、ブースター接種を受け、マスクの着用、手洗いの励行、ソシアルディスタンスをきちんと取るといった、基本的な感染防止策をすることでことで、重症化を避ける事は可能であると言えると思います。


自分自身、周りの人々、医療従事者の皆さんを守るため、そして医療崩壊を避け、1日も早く日常生活に戻るため、2021年12月31日、2021年の最後の今日、明るい2022年を迎えるために、しっかり、このことを考えてみたいと思います。


皆様も、感染防止対策をしっかりして、よき年始年末をお迎え下さい!