お手紙を 書かせてください
この場で
お手紙を書かせてください
セッションを受けて下さった方へ
お手紙を受け取って下さい
12月に入り
様々な
事が
起こされ始めていました
12月22日冬至の朝から
私は一週間朝
通った場所があります
28日朝
通いは
終わりました
その日
一人の女性から
セッションのご予約を
頂いていました
お話をさせて頂いた夜
全ての
記憶が繋がりました
恐らく
彼女の意識と
彼女のお相手の
意識が
繋いで下さったのだと思います
彼女のお相手は
言う事が成っていきます
私のお相手は
安らかに治めます
上手く
書く事が出来るのか
分かりませんが
お伝えさせて下さい
私の手放しです
そして
これが
あなたの
あなた方の
何かとなることを
願っています
私は
今までに自分の前世は
見ています
お相手とのことも
見ています
それを基に
修正を成してきています
会う方のものも
うっすらと感じます
でも
初めてなんです
他の方々の
過去世を
はっきりと見てしまう事
あなたが居て
彼女が居て
私が居る
確実に
彼らが居て
お相手が居る
過去世で
同じ時を過ごした
方々
私達は
同じ時の中に居た
その時というのは
光と影が
際立つ
その場所を
私達は踏んでいます
売られた身分
買われた身分
息を潜めた
感情の交差は
無言のまま
残っています
私の目に焼き付けた
あなたの
彼女達の姿を
残像を
私は
いつも
追っていました
私は何故
自分が結婚式のカメラマンとなったのか
分かりませんでした
でも
ようやく分かりました
何百と言う
輝く
お嫁さんを見てきました
結婚式という女性にとって
最大の
喜びの中
あなた方の姿を
探していた
過去世という
あの時は
私の中では
終わっていなかったんです
どうか
どうか
幸せな中
居て欲しい
一人残らず
幸せで居て欲しい
感情は
今も生きていた
残像を追っていた
貴方様
買っていただけますか
買い取っていただけますか
甘い声の中生きた娘もいる
鼻頭を上に向け
何でもない様に
振る舞った娘もいる
外へ出たい
その思いだけにかられた娘もいる
どこの誰か
分からない者に買い取られた娘もいる
その場にとどまった娘も居る
遠い暖かい国へと
小さな島へと
いつのまにか
神隠しの様に
居なくなった娘もいる
小さく震えて
私の左側に隠れた娘もいる
平たい敷かれた布団の上
言葉を発せず
感情の渦の中
一人
亡くなった娘もいる
ふすま越しに
私が
見ていたこと
気づいていない
涙を見てきました
落ちない涙も感じてきました
嘘っぱちの
自分を創り上げて
精一杯
女としての価値を出そうと
生きるために
一生懸命
選ばれようとする娘達を
同じ場所で
同じ身分で
私は
見てきた
あの時一体
何が
私に出来たんだろう
絶え間なく
流れる行く
記憶に
三日間
涙が止まらないんです
ごめんなさい
西日の中
あの
小さな手を離すべきじゃなかった
伸びた影の
異変に気付くべきだった
振り向きざまに
弾ける笑顔を見せた
あの娘は
どうなったのか
外に出られて
幸せだったのか
いつだって
そこには
その後がない
届かない
その後が
ずっと
私の中に在った
お天道様
上がったよ
器用に指先を舐め
おくれ毛を閉まった
長髪を櫛でとく時
あの娘は
決まって
一つ目とかす時
頭を下げた
自分の
お父さんお母さんの話をした
二つ目とかす時
泣いて
裾を掴んで離さなかった
妹の話をした
三つ目とかす時
あの人の話をした
おかしな人なのよ
あの人って
私の所に駆け寄ってきてね
いじめられた犬みたいな顔を見せたの
今にも雨が降り出しそうな
目をしてさ
そして
口をつむる
止まった櫛を
彼女の手から取って
私が代わりにとく
長髪は
重力に従った
重くて美しい黒髪だった
今にも降り出しそうな涙は
落ちる事無く
留まった
悲しみの中の強さを
見てきた
ごめんな
何もしてやれなくて
ごめんな
幸せにさえ
していてくれたら
生きていてくれているのなら
それでいい
あの人の
思いが
無い場所で
どこまでも交差する
行き場なく
こだまする
ごめんなさい
あの時
私
何も出来なくて
あなたという存在が
今も
生きている
それを私に
教えてくれてありがとう
私の見た
あなたの
あなた方の
生きてきた
歴史を
あなたの
あなた方の
魂の無限さを
正しい場所に位置させた
物語として
少しずつ
書かせてください
伏せた本音を
伏せた本当を
現わさせてください
kumi