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AVRIL 25th Anniversary Special Site

〈COLUMN〉‐蔭山 はるみさん‐に聞くAVRILの糸の使い方

2017.10.25 07:00

どんな風にAVRILの糸を使っているのかを紹介していくコラムです。


箱を利用した“箱織り”など、身の回りのものを使って手織りを楽しむことを提案しているハンドメイド・クリエイターの蔭山 はるみさん。

数多く出されている著書本には、ダンボールやフレーム、カードなど、いろんな身近なアイテムが織機として使えるアイデアがたくさん紹介されています。

手織りをはじめてみたいけど、道具を揃えるのが大変・・・という方にはおすすめです。

掲載されている作品には幅広いアイテムにAVRILの糸を使ってくださっています。


【蔭山 はるみさんにお聞きしました】

‐AVRILの糸をどのように使っていますか?‐

卓上織り機での作品づくりのほか、作りたい作品に合わせてダンボールを加工して作る

オリジナルのダンボール織り機を使った作品や、やはりオリジナルで考案した

ちいさな織り機の数々を使った作品づくりに使わせていただいています。

糸の種類としては、春夏糸も毛糸も・・・使ったことがない糸を数えたほうが

早いくらい(笑)、ほとんどの糸を使わせてもらっています。

どうしてか?と聞かれると、単純明快過ぎて申し訳ないのですが

「AVRILさんの糸が、理屈抜きで好き!」だから。

糸を使った何かをつくり出すとき、どこのメーカーさんのどんな糸でつくろうか・・・そう考えたときにまず、頭のカタログの中で浮かんでくるのが、AVRILさんの糸たち(糸名や形状、ほとんど覚えてしまっています)。

どちらかというとストレートヤーンより、ファンシーヤーンの出番が多いのですが、他社に比べて圧倒的に種類が多いですよね。

そして、その形状や素材、色・・・ひとつひとつがどこよりも個性的で、おしゃれでかわいい!

特に、織りの場合は、たて糸とよこ糸の組み合わせ次第で、どんどん新しいバリエーションが生まれる世界。

その新しい世界づくりの相棒としていつも私のクリエーター魂をくすぐり続け、

創作意欲をかき立ててくれて、しっかりと思いに応えてくれる、なくてはならない存在です。


出番の多い糸のひとつが、ビッグポンポン

ポンポンといっても丸く硬い感じのポンポンではなく、短い房状でソフトな質感なので、子どもっぽくならず、いろんな作品やデザインに取り入れすいです。

また、1色ではなくグラデーション(手絣染め)なので、仕上がりが単調にならず、織り地全体の表情も豊かになります。

ビッグポンポンを取り入れるだけで、アクセントの主役として、しっかり目立って、かわいい効果を十二分に発揮してくれます。

その反面、使い方次第では、控えめながらデザインのポイントになったり、全体を引き締めたり・・・といった、脇役としても活躍してくれる。

この両方を併せ持つ糸って、なかなかないと思います。春夏糸に毛糸、裂き布、革など、どんな素材とも違和感なくなじむ素材感もうれしいです。

願わくは、もっとカラーバリエーションが増えてくれると、もっとうれしいです。




‐AVRILを知ったきっかけは何ですか?‐

吉祥寺にお店ができた頃、偶然見つけて立ち寄ったのが、今思えば初めての出逢い。

店内には、それまでにはなかなか見かけなかった、さまざまな形状のカラフルでかわいい糸たちが所せましとディスプレイされていて、それを見ているだけで楽しくて楽しくて・・・。

かなりテンションが上がったのを覚えています。



‐蔭山 はるみさんからのお知らせ‐

・「すてきにハンドメイド」10月号(9月21日発売)にダンボール織りでティーマット&コースターを紹介しています。

テキストだけでなく、テレビ出演も連動しています。

→放映日:10月26日(木) 午後9時30分から 〜Eテレ〜

                 10月31日(火) 午前10時15分から ~NHK-G

                 11月2日(木) 午前11時30分から ~Eテレ(再)

・日本ヴォーグ社の「テナライ」より、全6回のキットを11月17日(金)に発売します。

ダンボールを使った織り機のほか、今年1月に発売した「ちいさな織り機でちいさなおしゃれこもの」(日本ヴォーグ社刊)で提案した、さまざまなオリジナルの織り機で作る作品を織り機の材料と一緒にセットにしたキットです。


蔭山 はるみ Harumi Kageyama

ハンドメイド・クリエーター 

編集プロダクションにて様々な本づくりに携わった後、フリーに。

溶接以外のすべての手法をこなす一方、独自の手法も開発し、

おしゃれ小物からインテリア雑貨にいたるまで、あらゆるジャンルの作品を制作。

特に、毛糸、布、流木や小枝、ワイヤーなどの身近な素材を使った

“作りやすくて使いやすい”発想豊かなものづくりに定評がある。

雑誌や著書、テレビやラジオでそのアイデアや作品を提案するほか、

ワークショップやカルチャースクールの講師、

「+h」のオリジナルブランドでのネット販売など、幅広く活動中。

各自が好きな素材を持ち込み、毎回作りたいものを作るという

フリースタイルの“+hアトリエ教室”も主宰。随時参加者募集中。

著書に「ちいさな織り機でちいさなおしゃれこもの」、「ダンボール織り機でおしゃれこもの」、「はぎれ使いきりハンドメイドBOOK」、「まいにち布ぞうり」「もっともっと まいにち布ぞうり(日本ヴォーグ社刊)、「ワイヤーでつくるかご&バスケット」、「ダンボール織りテクニックBOOK」(誠文堂新光社刊)、「散歩で 暮らしで エコな手づくり雑貨」(NHK出版刊)など多数。

http://www.kageyamaharumi.com

http://mytane.exblog.jp

https://www.facebook.com/hamikokageyama


今回紹介した糸

ビッグポンポン 

10gあたり 約16m ¥350+税

ナイロン100%

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