中古住宅購入しくじり先生より
家を購入するなど、全く興味がなかった私たちですが、娘が独立して主人も定年退職となり老後の生活を考えました。このまま借家住まいで家賃を払い続けていけるのか....
以前暮らしていた家も古く築50年ほどで、社宅として使われている家でした。退職と同時に引っ越ししなければならず、次の住処を検討していました。そこで見つけたのが、今のお家です。はじめ見た時にあまりにもひどい状況で、購入を見合わせましたが、今回リフォームをしてくれた大工さんが150万円でできるというので購入を決定したのです。
しかし度重なる予測不能の事態に300万円となり、最終的には400万円を支払うことになりました。これは、私たちが施工した内装工事、材料代は別です。後から考えると見積もりも大雑把で「外壁サイディング一式」と書いてあるので全部の外壁を直してくれると思っていたら、部分的な修復のみであったり、やらなくてもいいと言っている部分の作業代が入っていたり、工事も雑で中途半端な箇所があったりと納得のいかない部分があります。この家を見てどれくらい直さなければいかないか、大工さんならわかっていた部分もあると思うのですが......完全に私たちの勉強不足でした
しかし、お願いした以上支払わなくてはなりません。手持ちのお金も足りなくなったのでリフォームローンを組むことになりました。必要な書類を整えて審査をしてもらい、仮審査が通りました。今回は労働金庫のリフォームローンを借りることになりましたが、最終審査は、足場が取れて完成した状況の写真を撮りに来たのち、最終確認が取れてからの代金振り込みとなりました。
大工さんにその話をすると不安げに、「本当にお金入るの?前金で200万円欲しいんだけど」と言われました。個人の大工さんなので資金繰りが大変だと思いましたので、手持ち現金100万円を先に渡しました。
これも後になってわかったのですが、騙されていたのです。知っている人だっただけにショックが大きいです!
最終審査の日は、すべて完成している予定でした。私たちの内装もこの日に間に合わせるよう作業を終えたのに、大工さんの仕事は未完成の部分が多く、労働金庫の担当者の方に「未完成では審査が通りません」と言われて渋々作業してやっと完成したところです。第三者の人に入ってもらってよかった!お金を払ったのに完成せずに終わるところでした。
ローンは10年間の支払いですが、家賃を払うより安い価格ですみました。中古住宅なので税金も安いと思われます。もっと若い頃から先のことを考えて、お家のこともよく勉強してから購入すべきだったと思いました! しくじり先生より若い皆さんへ