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PLUIE

my baby's birthday!

2017.09.07 22:12

私事ですが、今日9月7日は息子の誕生日です。

思い出す1年前。人生が変わった1年前。

出産のお話をここに綴らせて頂きます。


一年前の今頃、無痛分娩だった私はようやく麻酔を打ってもらい、苦しみから少し逃れた時間でした。


中々陣痛が来ず、前日のお昼に検診に行きました。ドクターから「陣痛を感じる?」と聞かれたので「ノー」と答えました。調べてもらうと、「あれ!?微弱なのがきてる!」と言われ、全く感じない自分に驚きました。

既に予定日から1週間経っていた為今日の夜以降、促進剤をやることも出来ると言われ、早く出したかった私は「今日いきます!」と答え、仕事に戻りました。出産前にどうしても終わらせなければいけない仕事を片付け、20時に帰宅、義母の美味しい日本食を食べ、シャワーを浴び、深夜0時くらいに小さなベイビーの服などを持ち、家を出ました。

カーシートは車積んでいたものの、全く実感のなかった私たち夫婦はドリカムを聴きながらテンション上げて病院に向かいました。

病院に着くと手続きを済ませるとすぐに着替え、血液をとった後に促進剤を口の中に入れました。その夜は中々眠れず、ぼーっとしたり少しお腹が痛かったりしながら、気づいたら朝食の時間でした。「後から食べれないから今食べといてね」と言われたのですが、機内食以下の味で、一口で終わりました。。

子宮口を開くために病院内を歩けと言われ、夫と2人でウロウロ、、トイレに行きたい感じのお腹の痛みがあり、病院内のトイレをはしごしながら歩いていたのですが、立っていられないくらいになり、病室に戻りました。朝9時くらいに本格的に陣痛が始まりました。ただ、この時既に2〜3分おきのめちゃくちゃ激しい陣痛が急にやってきたのです!

耐えられず挙手して「麻酔プリーズ🙋」と言ったのですが、子宮口はまだたったの1センチ。「4センチまでくらい開くまではまだダメよ」と言われ、1時間に1センチしか開かない子宮口の現実に途方に暮れました。

何とか耐えようと思ったのですが、我慢ができないわたしは訴え続け、代わりにと看護師さんが持ってきた少し意識が朦朧とするガスを与えられ、試したものの、頭はぼーっとするのに痛みは激痛のまま、、、「全然ダメです!!」と伝え、担当のドクターに聞いてもらい、子宮口2センチのところで麻酔を打ってもらい、天国にたどり着きました。普通分娩をしている世の中のママ様、尊敬します🙏🏻

この麻酔、ボタンを持たせられ、痛くなったら自分でボタンを押して麻酔を入れるという、何とも自由な方法でした。

全く寝ていなかった為、2時間ほど寝ました。夕方6時、麻酔も効いているし、テレビでもみようと思ったところ、リモコンが壊れていて、ナースコールを鳴らしました。

すると、ナースが「あれ?鈍痛きてない?押されてる感じ。」と言われ、わたしは「確かに、、」と答えると、ぞろぞろ病室にみんな入ってきて「さぁ、産むわよ!いきんで!」と言われ、え!?もう?と困惑。。早めに麻酔を打ってしまった為、時間がかかると言われていたので出産は明日かなと呑気に思っていました。無痛でも陣痛のタイミングはしっかり分かるのでそれと同時にいきむ。「プッシュプッシュプッシュプッシュ!!!」といわれ、とにかく無我夢中で力を入れました。後からビデオを見てわかったのですが、夫はなぜか終始笑ってました。「日本語でなんてゆーの?」とドクターから聞かれ、それに答えてたり。男の人って出産シーンとか見たくない人もいると思うのですが、うちの夫は全然余裕で、むしろ楽しんでました。

夜8時くらいようやくアタマが見えてきました。ドクターが「髪の毛たくさん生えてるわよ!こっちにきてみたら?」といわれた夫はわたしに確認を取り、産まれてくる瞬間まで下から見ていました。笑

「もうちょっと!!」といわれて続けて1時間ほどたって、頭がようやく出て、その後のいきみで体も出てきました。

すぐに小児科のドクターが来てハクの体をすべてチェック。夫はビデオを片手にへその緒を切り、ベイビーはわたしの腕の中に。

とってもちっちゃい。泣いてる。本当にいたんだ。やっと実感が湧きました。


そこから2日間、スピード退院のアメリカ出産は昼夜問わずいろんなドクターが来てわたしの体とハクの体をチェック。母子同室で「あなた次第よ」という考え方なので、細かい指示は無く、戸惑うばかりでした。ベイビーの泣き声で眠れず、おっぱいも出ず、身体中痛いし、どうしていいかわからず、ハクの体重もギリギリまで下がり、とにかく不安がいっぱいのまま退院の日を迎えました。とっても晴れた暑い日でした。車椅子で車まで送ってもらい、帰る途中、初めての車で泣き止まず、どうしたらいいのかも分からず、とにかく安全運転で。とんでもないものを連れて帰ってる気分でした。


あれから一年。ハクは大きく成長しました。ご飯も食べて、歩けるようになり、いろんな人にニッコリなヤンチャなベイビーです。

本当に一年間いろんな人に助けられました。感謝してもしきれません。夫じゃなかったら子育てできていないかもって思うくらい、精神的にも体力的にも支えられました。

ベイビーの1歳はお父さんもお母さんも1歳。

ハクがいる事でわたしも成長させられています。

本当に産まれてきてくれてありがとうはっくん。これからもっと楽しい人生になるよー!!♡