PRとライティングは切り離せない関係?!PRライターという職業が2015年に生まれた歴史〜PRライター入門〜
こんにちは。株式会社Cannpass代表の山崎春奈です。PR・キャリア・人材育成を軸にした会社経営をしながら、外資系メーカーに会社員として勤める複業(副業)キャリアを2016年から歩んでいます。
PRプランナー・PRライターの育成をおこなう当社では、以下のような方に向けてPRやPRライティングの基本を学べるコンテンツを発信しています。
・企業で広報・PRのお仕事に携わっている
・PRやライターに興味を持っている
・今後のキャリアの選択肢を増やしたいと模索中
今、ますます必要とされているPRライターになるためのヒントや、PRライティングのポイントについて、連載としてお届けてしていきます。
今回は、PRライターというお仕事を理解する入口となる、PRライターの歴史についてお伝えします!
PRとライティングは密接な関係
PRライターは、日本では2015年に誕生した職業。当社Cannpassの事業譲受元であるPR会社の女性社長さんがつくった肩書なんです。
彼女は、NYでPRとライターの下積み時代を経て、東京のIT系PRカンパニーに就職。2014年にフリーランスとして独立。当時は、「PRプランナー」と「ライター」の2つの肩書でお仕事をされていました。
しかし、2つの肩書をそれぞれ名乗ることに違和感があったとのこと。なぜなら、インターネットを介して情報発信やコミュニケーションをとらなければならない現代、広報やPR担当者などのPRパーソンには、ライティングスキルが必須。PRとライティングは密接に関係しているからです。
時代の変化とともに、広報・PR担当者はプレスリリースを書くことだけではなく、コーポレートサイトやオウンドメディアと呼ばれる類の自社サイトやソーシャルメディアで文章を書くことも担うようになりました。
PRプランナーがやることは幅広いものです。PRプランナーのお仕事は、戦略づくりが中心で、その中にはイベントの企画運営などのリアルな活動も含まれます。動画コンテンツやデザインなど多岐に渡る領域がPRに含まれます。
そのため、PR=ライティングとは言えません。しかし、PRプランナーにとってライティングが必須であることは、間違いありません。
PRプランナーとライターが掛け合わさった「PRライター」
また、その頃、ウェブライターが急増していました(その背景については、別の記事でお伝えしようと思います)。
それによってウェブを使って企業のPRやマーケティングに寄与する人材が求められるようになりました。つまり、ライター側も、企業に価値貢献する視点を持っていたほうがよいということです。
PRにはライティングが必要で、これからのライター(とくにウェブライター)は、PRの視点を持っていた方がいい。であれば、2つは全く別の職業とは言えないのではないでしょうか。
そんな中、彼女は、ウェブマーケティングを中心とした企業を経営する会社ninoya代表取締役の方と出会い、先述した違和感を伝えたところ、「じゃあ、PRライターという肩書で、うちで連載を持ってみない?」と言っていただいたそうです。
このとき、「PRライター」は生まれたのです。
PRライターは、今後さらに一般的な職業へ
当社は、「広報・PRプランナー&PRライター養成講座」やPRプランナー・PRライター人材プロダクション「is Closet(アイエスクローゼット)」を運営することでPRライターの育成も手がけています。
現在30〜40名程度のPRライターが当社に所属。当社のお仕事に携わるPRライター以外でも、近年は、PRライターを募集している企業さんも増えてきましたね。
今後、さらに一般的な職業として定着していくのではないでしょうか。
先代の社長がうみ出したPRライターの歴史を受け継ぎ、さらによりよく発展させていくことが当社の使命でもあると思っています。
PRライターとウェブライターの違いや、PRライターの需要が高まる背景など、この連載で少しずつお伝えしていきますのでお楽しみに!
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