世の中、オレより頭のいい人の方が圧倒的に多いと思っとけば、ほぼ大丈夫じゃね？

学生時代、HONDA XL250に乗っていたA川という長身の後輩がいた。何故かオフ車なのにチップスのヘルメットを被っていた。チップスとはアメリカドラマのタイトル名で邦題は「白バイ野郎ジョン&パンチ」と呼ばれていた

ご存知「白バイ野郎ジョン&パンチ」はジョン・ベイカーとフランク・パンチェレロの若い二人がいつもタッグを組んで、ハーレーじゃなく何故かカワサキのKZ1000に跨り日夜ハイウェイをパトロールするという物語。南カリフォルニアを舞台に、時には激しいカーチェイスを繰り広げたり、ハイウェイのならず者を容赦なく取り締まったりもする。そしてジョンとパンチの白バイは今日もまた美しい太平洋の海岸線を突っ走り、夕日の向こうへと消えていくのだったw

あの当時、若いバイク乗りはみんなハマったドラマだけにその影響力は大きかった。冒頭の話しのようにオフロードにも関わらず、チップスのヘルメットを被ったり、ハイウェイパトロールのような制服を着たりする勘違い野郎まで現れた。当時の若いバイク乗りたちにとってはちょっとした社会現象だった。

時に若者たちは若気の至りで勘違いする事も多い。例えば歳上の先輩に向かって生意気なことを語ってみたり、知りもしないでエラそうなことを口走ってみたり。そうした勘違いする若者たちのことを当時は愛情を込めて

このジョンパン野郎！

と、そう呼んだ！ 「白バイ野郎ジョン&パンチ」にとってみりゃいい迷惑だよねwww