英語表現を学ぼう8
英語を話せさえすれば国際人になれると勘違いしている日本人が多いのは残念だ。
→It is a pity that many Japanese people mistakenly believe that they have only to speak English to be international-ly-minded[global-minded].
・「~さえすれば…できる」は?
S have only to[only have to] ~ to...を用います。直訳すると「…のためには~さえすればよい」ですが、意訳すると上記の訳になります。
[例]You have only to push this button to use this computer.
「このボタンさえ押せばコンピューターを使えます」
この例をAll you have to do is (to) push this button to use this computer.と言うことも可能です。これは直訳すると「このコンピューターを使うために、やるべきことのすべてはこのボタンを押すことだ」となります。
・「~は残念です」は?
It is a pity that S Vを使うのが一般的です。この場合aをつけ忘れないように注意してください。世の中には「残念なことがたくさんあるがそのうちの1つ」という意味でa pityになっているのです。
なお、口語的にはIt is a shame that S Vとも言います。shameを「恥」と暗記していると意味がとりにくいので気をつけてください。
・「~と勘違いしている」は?
mistakenly believe that S Vで十分でしょう。説明的に書くならば、S believe that S V. However, S + be wrong.とすることもできますが、やはりmistakenlyを覚えておくと便利です。例文を追加しておきます。
[例]Some people mistakenly believe that Japanese are a homogeneous people.
「日本人は単一民族だと勘違いしている人がいる」
・「国際人」は?
日本語ではよく耳にする言葉ですが、これに対応する決まった英語表現はありません。本来なら「国際人」という言葉で何を言いたいのかを、具体的に説明するのが英語流だと思います。とりあえず、internationally-mindedあるいはinternational-minded、さらにはglobal-mindedという形容詞を用いて表現しておいてください。
なお、「国際都市」はan international city、「国際語」はan international languageとなります。