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信じてほしい この世界が嘘でも

英語表現を学ぼう9

2017.09.10 03:00

外国に行って初めて、日本の大都市のネオンの多さに気づく。

→It is not until you go abroad that you realized how many neon lights there are in big Japanese cities.


・主語は?

 Japanese peopleかyouを選択します。


・「~して初めて…」は?

 It is not until ~ that ...を是非覚えてください。これはIt is ... thatの形の強調構文で、本文を強調構文を使わずに書くと次のようになります。You don’t realize how many neon lights there are in big Japanese cities until you go abroad.「外国に行くまで日本の大都市のネオンの多さに気がつかない」

 この構文はIt is only after ~ that...と書いても同じ意味になります。本文を書きかえると、It is only after you travel abroad that you realize how many neon lights there are in big Japanese cities.となります。


・「~に気がつく」は?

 目的語にthat節や疑問詞節を従えるときにはrealizeが便利です。

 これ以外の動詞は避けるのが無難です。たとえばnoticeは「目で見て気がつく」場合にしか使えません。また本文のようなhow節を目的語にとる文ではfind outは使えてもfindは使えません。


・「都市」は?

 一般に「都会」はa cityです。「都会に住む」ならlive in a cityとします。一方「田舎」はthe countryとします。a countryとすると「国」の意味になってしまうためtheをつけて区別します。ただし、the countryは「その国」の意味にもなりますので文脈で判断します。


・「日本の大都市」の語順は?

 形容詞の順序は、どの言語を話すときでも「思いついた順」が基本です。ところが1つだけ注意することがあります。それは「主観的形容詞」→「客観的形容詞」の順序になるということです。

 たとえば「日本の大都市」の、「大きな」は人によって定義にばらつきがありそうですから「主観的形容詞」です。ところが「日本の」は誰が見ても「日本の」でしょうから「客観的形容詞」です。つまり、big「主観的形容詞」→Japanese「客観的形容詞」の語順になります。対比などの特殊な場合を除いてはJapanese big citiesの順にはしないように気をつけてください。