なぜお正月には日本酒を飲むのか?
2022年明けましておめでとうございます⛩
bien-美宴の吉田綾子です。
お正月は美味しいお酒とお料理で、ゆっくりお過ごしでしたでしょうか?
今年のお正月は、以前からお世話になっている岐阜県下呂市「天領酒造」さんの寅年のお酒をいただきました。
おせち料理には、やはり日本酒ですね〜🍶
お正月といえば、日本酒。
お正月には親族みんなでお爺ちゃんお婆ちゃんの家に集まっていませんでしたか?
たくさんのお料理とお酒を飲んでいる大人たちをコタツで眺めながら、
私は物心がついた頃には、
大人たちが飲んでいるお酒のお猪口を、隠れてペロッとなめていたりしていたものです😋
もちろんそんな頃は、お酒の味というものは1ミリも分からず、
なんだか舌がビリビリする飲み物だなーぐらいにしか思っていませんでした。
それが今では日本酒大好き人間になっているのですから、
成長するということは不思議なものですね。
そもそも、なぜお正月には日本酒なのでしょうか?
昔から日本では、冠婚葬祭など行事ごとにはすべて日本酒が使われていました。
神事にまつわることだからです。
お正月は神社へ初詣に出かけますよね。
では、神事にはなぜ日本酒なのか?
映画の「君の名は」を観られた方も多いかと思いますが、
あの映画のワンシーンにもあったように、
昔は、巫女さんがお米を口で噛んで壺に入れたものを神に捧げる。
口の中で噛まれたお米が、壺の中で年月が経過し、
自然発酵して出来上がったものが日本酒なのです。
あのー、でも口噛み酒のことはあまり想像しないでくださいね(笑)
ネットで調べると、口噛み酒を実際に行い研究している人たちもいますけど、
軽く想像してもお分かりのように、衛生的にはもちろんよろしくないです(笑)
特に今のコロナの時代は絶対にダメですね!
コロナでなくてもですが。
人気アイドルの口噛み酒でも作ったら、もしかしてバカ売れするかもしれませんけど!
ちょっと話がズレましたが、
このようにして、人間の思いや願いが神に通ずるメッセージツールとしてお酒が使われてきたのです。
お祭りでは、一年の豊作を願ったり、その地域に災難が起こらないように祈ったり。
結婚式の神前式では、神に家族の幸福を願い、契りを結ぶ意味がお酒には込められています。
このようなことから、お正月に日本酒を飲むのは、
神さまへ今年一年の抱負や願いを伝えるための手段として、
日本人魂に根付いてきたものなのです。
ある意味、神聖な飲み物ですね。
でも、そんな堅苦しいことは普段はな〜んにも考えず飲んでいますよ(笑)
いつもは、好きな人たちと、楽しく美味しく飲むことを専門職としています!!
このようにブログを書き始めましたので、
たまには真面目に、改めて日本酒とは何か。
原点に戻り日本酒を見つめ直してみたお正月でした。
今年も美味しいお酒で、楽しい一年にしましょうね♫
皆さまにとっても良い2022年となりますように願っています☆
本年もよろしくお願いいたします。