「我々の血税が！」の驕り
みのしまです（＾－＾）ﾆｯｺﾘ
ここ2年途切れることなくほど続いている不倫スキャンダルですが、
晒される標的は段々と芸能人から政治家へとシフトしてきているような気がします。
今朝もなにやら民進党の某女性議員さんが槍玉にあがっておりました。
みなさんお盛んなことで。
倫の謝罪会見ほど意味不明なものはないと僕は常々思っているわけなんですが、
まあそれは置いておくとして
よくある言説として、テレビかなんかでよく耳にするのが
「我々の税金で食べている人がなんたる自覚のなさか！」
とか
「議員としての資質がないのでは」
といった類のもの。
これらの言説について私見をひとつ。
確かに。国会議員の歳費の出所は税金です。
少々皮肉めいた言い方をすると、国民の税金で彼らは雇われています。
その税金で高級外車を乗り回し、不倫相手と仲良く高級ホテルへ、
なんてニュースを見たら、単純に憤慨する気持ちもよくわかるんですが、
僕がひっかかるのが「我々の」の部分。
税金に関わらず、お金というのはとてもよくできたシステムで
絶えず、日本中、いや世界中を駆け巡っています。
つまり、お金は使ったら無くなるのではなく、
誰かの所得になっている。
使ったぶんだけストックされる。
これは小学生でもわかる論理です。
お金を消滅させる方法は
焼き払うか借金を返済するかの2択しかありません。
代議士さんの所得は国民の税金ですが
「我々の税金で食べている人がなんたる自覚のなさか！」
とのたまっている人の所得は誰かの出費なわけです。
この性質をふまえると
税金の無駄遣い＝ダメ
誰かの出費による所得の無駄遣い＝OK
の風潮を論理的に整合できないのです。
だってそうでしょ。
108円のジュース代の行き先なんて普段我々は意識すらしませんから。
まして、商品代100円と税金8円に相対的な価値の違いなんて考えないし、
事実そんなものはないのです。
お金の出発点が税金かそうでないかの違いは
使い道とは全く関係がありません。
お金というのは、流通することにこそ、その価値があります。
使い方のいい悪いと出所は別次元の話です。
日本銀行で発行される福沢諭吉に、不細工も二枚目もないのとおんなじです。
うまく言葉で表現できませんが、伝わりますかね。これ。
極論的に言うと上の例をだすと
高級外車の販売店とホテルのオーナーは儲かってるわけですよ。この場合。
あと「議員の資質」の話。
税金でまかなってる以上、全ての歳費は国務のために全うするべきだ！という意見もありますが
我々市民も遊興費ぐらい使うでしょ。
会社の経費だけで生活できんでしょ。
・・・
あ、
僕は不倫は容認派じゃないですよ
念のため。
ではでは
みのしまでした（・∀・）ﾆｯｺﾘ
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