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クロネコのクロとボク

クロネコのクロと青い花瓶0911

2017.09.10 21:20

 ボクは目の前いるガラス細工屋のおじさんに、ふと気づいて、少し勢いをつけて言ってみた。


「今日は、この黄色いバラを入れるための花瓶を買いに来たんです。」


 ガラス細工屋のおじさんは不思議そうな顔になる。


「花瓶ぐらい持っていなかったのか」


「今までは、コップを使っていたんだけれど、お花屋さんで黄色い花を見たときにガラス細工屋のおじさんの所で、ちゃんとした花瓶を買おうかなと決めたんです。」


「ほう、ご購入ですか。それなら、どんなのがいい?」 


 ガラス細工屋のおじさんが立ち上がる。ボクはマグカップを手に取ろうと思ったけれど、コーヒーはもうとっくに冷めていると思い、諦めた。


 「まだ、よく決めていないんだ。色とか形とかいろいろあるはずだから、見て決めようかと思ってね」 


「もちろんさ。」