一番身近な宇宙。
Naoyaです。
2022年になりました。一応、簡単なおせちのようなものやお雑煮を準備したものの、今までの人生の中でも、今年は正月らしさをまったく感じませんでした。年越しのときも、毎年欠かさず観ている大好きなジルベスターコンサートを観るのをすっかり忘れていました。
2022年「宇宙詠みチャート」は、昨年末で販売が終了となりました。手に取ってくださった皆さまへ、改めてお礼申し上げます。2022年がより素晴らしい年になるよう、心よりお祈りしています。
実は「宇宙詠みチャート」をつくり、この「森羅万象の聲」を綴るようになってから、一月一日で新年を迎えるという区切り方に、節目っぽさをあまり感じなくなりました。世の中の年末の慌ただしい雰囲気や元日の静けさや初詣の賑わいに、なんとなくそれらしきものは漂っているのですが、人が意図的につくり出した都合上の節目であって、宇宙の流れとしての節目として機能するものではないと感じるようになったのです。二十四節気だとか、新月満月のタイミングは宇宙のリズムそのものです。丁寧に意識を傾けているうちに、宇宙のリズムや呼吸が感じられるようになってきて、もっとナチュラルな節目を大切にするようになりました。
今日は二十四節気の23番目、小寒です。二十四節気のサイクルは、いよいよ次の大寒でおしまいです。小寒は「寒の入り」と言われるタイミングです。小寒から立春の前日までのひと月を「寒の内」と呼び、一年でもっとも寒い時期へ突入しました。
2日前の山羊座新月、神奈川の寒川神社へ初詣に行ってきました。毎年の恒例行事。山羊座新月を意識したわけではないのですが、この日に行きたいと強く思ったら、山羊座新月だったのでした。新しい始まりや節目っぽさを、その日に感じたからかもしれません。
寒川神社へ実際に行ったことのある人はわかると思いますが、「なんでいきなりこんな場所にあるの?」という印象が強い神社です。その理由は、夏至、冬至、春分、秋分のタイミングでの太陽の通り道になっていて、太陽のエネルギーを至るところで受け取れるつくりになっているからだそうです。
寒川神社の広い境内に立つと、宇宙を感じます。天体や星の位置を観察するための渾天儀も置いてあるので、宇宙との繋がりがあることはわかるのですが、そういうことを知らなくても宇宙的な壮大さを感じる場所です。感じるものはまたちょっと違うけれど、京都の鞍馬寺とも奈良の玉置神社や天河大弁財天社と似たような感じ。まぁ、人が多すぎる正月だとそういう感覚は薄らいでしまいますが、人が少ないときに行って境内のど真ん中に立つと、宇宙との繋がりをより感じられるんじゃないでしょうか。
一番身近な宇宙とは、自分自身との対話だと思います。寒川も玉置や天河も、そんな時間が味わえる場所。言葉で伝えてもなかなかわからないでしょうが、実際にそこに行ってみると体感できるんじゃないかと思います。