老犬との生活~介護からお別れを描く~「犬往生 老犬と過ごした21年間」
2017.09.11 11:54
今日は最近読んだ本の中で「犬往生」という本をご紹介させていただきます。
こちらの本は犬の晩年介護の様子を漫画で描いたものになります。
21才というかなりの長寿のワンちゃん「チャック」と飼い主の生活を描いています。
犬を飼うということはどういうことなのかを教えてくれる良い本です。ワンちゃんを飼ったことがある方、これから犬を飼おうとしている方にオススメの一冊になります。
内容
わが家のチャック(犬)は20歳。幼い頃に交通事故でしっぽを失いながらも元気な愛犬。 ところがある日、階段から転落! その後、階段を降りられない、紙パンツデビュー、夜鳴きなど老化の波がおしよせる!! 介護そして悪夢のような永遠の別れ、失った喪失感…数々の山を夫婦で乗り越えたペット介護の実録エッセイコミック。 老犬との暮らしを考える1冊!!
感想
犬を飼っている方にはとても共感する内容です。老犬との毎日の介護の様子や、急変などストーリー的には淡々と進んでいくような印象を持ちました。だいたい20分位で読み終わるものでした。淡々とというのは特に悪いというわけではありません。むしろとてもリアリティが感じられました。愛犬との生活で、うちの子もこうだったとか思い出される部分もあり、泣いてしまう場面も…
漫画を読むことによって愛犬との生活を思い出すことができます。忘れていた部分に気付かせてくれるとてもいい本でした。
口コミ
こちらの作品は 主にシニア期に入ってからの体験が描かれています。 はじめは マンガなので 気軽に読めるかな…と購入しました。絵はサッパリした感じで、最初は気軽に読み進めていました。読み進めていく内に 作者さんと愛犬の 今迄の日々の生活や、話の主体のシニア期の介護生活、愛犬チャック君との永遠のお別れ、朝起きた時に居ない寂しさ。つい考えてしまう「あの子は幸せだったんだろうか…」の日々。私自身も リアルに体験したばかりの事が描かれていて、亡くなった時に考え思う事・行動は どの飼い主さんも一緒なのだと共感出来ました。ペット=かけがえのない家族。
我家の愛犬は、年齢不詳だったし、おそらくは21歳のようなご長寿ではなかったけれど、亡くなる前日まで7ヶ月にわたり看病したことや、若いころの楽しい出来事、そして家族の楽しい思い出にはいつも一緒だったことなど共感することばかりでした。 まんがにしてくれてありがとうございます。自分の心境と同じでとてもなぐさめられました。