お茶室は非日常空間
2017.09.09 13:17
秋晴れの気持ちよい一日でしたね。
さて、いま伺っている専門学校、そろそろ前期の授業も終わりの時期です。
先日、生徒さんに質問されました。
『先生は怒ったりするんですか。』
この質問にはびっくり!普段授業で接していましたが怒らなさそうに見えるんだなと。嬉しか思いました。
私は恐らく怒りっぽくはないと思いますが、普段の生活でもちろんイライラもするし焦ったり落ち込んだりします。
でも、茶道の時間だけは、そんな日常の時間から切り離されたようにイライラも焦りも忘れています。
でもなぜかと思い返してみると
いつも母に言われ意識していることがあります。
『お茶室は非日常だから、全てを外に置いてお茶室に入りなさい。』
お茶室に入り、手の指先や歩き方、お辞儀の仕方と意識を自分に集中する事で、全てを忘れいつの間にか心が穏やかに優しさを取り戻し、リフレッシュ癒されるのです。
昔から忙しい経営者の方や政治家の方がされてたのもそんな理由も多いのではないでしょうか。
この心が穏やかに癒される気持ちは、私自身が茶道のお点前をしている時はもちろんですが、生徒さんを教えているときも感じることができます。
そんな話を生徒さんに話しながら、
『仕事の時間が癒されるなんて、先生は幸せだね』と思わず伝えてしまいました。
授業が終わって、これから社会に旅立ち生徒さん。
自宅で一服。
社会で活躍される中でそんな癒される時間をもって元気にご活躍されるといいなと思いました。