菩薩
こんばんは。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
いよいよ明日より営業開始!
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
1ヵ月に1冊も本を読まないなんて最近の若者
は・・・みたいな記事を読んだことがあって
その時ちょうど、僕自身も1ヵ月に1冊読んで
ない状態でした。
テマヒマブログ浮世の回で書いたように、毎
日読んでるは読んでるのだが、なかなか進ま
なかくて・・・。その本がタイトル画像の
「柳宗悦 美の菩薩」。
年末年始のお休みでやっと読み終わりました
時間がかかったのは、
宗教の時代は遠ざかり、今日では<美の世界>
が多くの人々の安息の場になりつつあるが、
柳宗悦はこういった時代を誰よりも早く予想
していて、美術館こそが寺院となる「美の宗
教」の時代がくると考えていた。民藝運動は
柳にとってはもともと「美の宗教」の実践運
動であった。(前書きより一部抜粋)
という著者の主張がしっくりきてない、腑に
落ちていない、ことによります。
民藝の思想と仏教との間には関係性があって
隣り合わせというか、中心的でさえあり、民
藝と宗教とが切っても切れない関係であるこ
とはもちろん理解した上で、宗教の代わりに
美を、民藝を位置づけるというところが理解
が難しかったです。
妙好人のことなど、まだまだ不勉強で初めて
知ったこともありましたし、また少し時間を
置いて、熟成させてから(これは本というよ
りは自分自身を)再読すると、きっと感想も
違ってくるのでは?と思うので、しばらく寝
かしておきたいと思います。
というわけで、菩薩という大層なタイトルと
は全くそぐわない内容となりましたが、テマ
ヒマブログ荒神の回で書いたように、ぼんや
り暮らしの中に「祈り」が足りない、といっ
たことを最近考えています。
長らくお休みを頂いていましたテマヒマですがいよいよ明日より2023年、令和4年の営業
開始です。
まずは初売り蔵出し市からスタートで皆様の
お越しをお待ちしております。
それでは、好い夜をお過ごしください。