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インスタの闇? ガッカリさせない工夫と配慮

2017.09.10 03:15

先日の記事でフォトジェニックファーストで行こうという記事を書きました。

その後、テレビで雲海が見れる長野の名所だったり、インスタ映えのする名古屋のアイス屋さんの記事を見て、ちょっと考えないと・・・思うのであった。

ソーシャルメディアサラリーマンのイッシーです。



フォトジェニックというキーワードが頭にあるのでそんな情報が入ってきます。

名古屋のローカル番組で長野県の竜王山頂で雲海が見れる「ソラテラス」を紹介してました。

雲海の見れる確率は67%。日本でもこの確率は高い場所という。

現地のレポーターはロープウェイに乗るのを待っている家族にインタビュー。その方は3度目の訪問でこれまで雲海は見れなかったのでリベンジだと。

結局、その時間の山頂は快晴で雲海はなかった・・・

ソラテラス ※竜王マウンテンパークより


山の天気は変わりやすいのでその後はわかりませんが・・・ 3度目のリベンジの方は残念ですね。

北海道の星のトマムリゾートも雲海テラスがあります。ちなみにここは40%の確率らしい。

雲海の確率が40%なら観れない覚悟はするけど、67%と言われるとちょっと期待をしてしまう。


昔から観光地には絶景スポットがあり、それが集客の目玉だったりします。

それがインスタグラムをはじめSNSの普及で人気がさらに高まる場所が増えてます。

今やSNSのために旅行や食事をする人が増えている。

先日、藤村先生のブログにも書かれています。


ちょっと前では 名古屋のとあるアイスクリーム屋で写真を撮って食べずにゴミ箱に捨てられたツイッターが話題になって「インスタの闇」と・・・

でも、実際 撮って食べずに捨てる人が多いのかは疑問です。実際この投稿写真しかネットでは見た事ないですからね。たまたまそういう人がいたぐらいでは?


何を思ったかというと

「フォトジェニックファースト」ってブログ記事を書いておいてなんなんですが、それだけが商品価値ではダメな場合があります。

食べ物や飲食店ならもちろん美味しいというのは当たり前ですし、宿泊施設なら泊まることに関する価値はないとダメです。


細かな配慮と工夫が必要

先ほど紹介した 星野リゾートトマムのHPを見て思ったのですが雲海の予報を表示しています。

お客さんにしっかりと情報を伝えてガッカリさせない配慮と工夫がある。

そして、このホームページにはこんな事が書かれてある。


雲海予報

自分たちで作り上げたサービスの魅力に気付いた7人は、星野リゾート トマムにふさわしいサービスとは何かを考え続けた。 そして、雲海テラスにさまざまな工夫を凝らしてきた。 「雲海予報」もその一つだ。 

雲海は、必ず毎日見られるわけではない。 気温や湿度、風向や風速といった気象情報に、「ある方角に午後から雲が出ると、翌朝は冷え込む。するとトマムに雲海が出やすい」といった経験則を組み合わせて、雲海が発生する確率を予報する「雲海予報」を独自に作った。 

シーズン中、雲海が発生する確率は3~5割ほどだ。 社内からは「できるかできないか分からないサービスの確率を出すなんておかしい」という声も上がったが、実際に始めると、お客様は雲海予報を楽しみ、クレームはまったく出なかった。 

ほかの部門と連携して、毎朝、雲海の様子やゴンドラの運行状況を客室のテレビやホームページで案内する体制も作った。 もっと楽しめるようにと、さらに新しい試みも始めた。 ゴンドラの乗車券を雲海の絵はがきにしたこともその一つだ。 「雲海テラスで過ごす時間を、特別な思い出にしてもらう」もので、テラス内のポストに投函すると無料で世界中に送ることができる。


さすが星野リゾートって感じですね。


天候により急なキャンセルがゼロになるとはいかないでしょうが、ここまで情報を提供することによって減らすことはできる。お客さんにガッカリさせないようにという配慮が伝わるし、ドタキャンされてガッカリすることも減るでしょうね。


食べ物でもメガ盛りの写真を撮りたくて、注文したが食べられず残すケースもあるでしょう。

でも、量を少なくして高く盛り付けることができます。接写すれば量がわからない。女性のためにそういう配慮もできる。工夫次第です。


でも、やってみて いろんな問題が起こり、それを改善していくというのはどこでもある事。

お互いガッカリせずに喜べるように試行錯誤するのが大切です。

もちろん、お客さん側もサービスを提供してくれる人の事を思ってマナーのある行動をするとサイコーですがね。