バジル・トマト・唐揚げのサラダ
今月のおすすめ野菜
バジル
学名をOcimum Basilicumといい、“Ocimon”とは強く良い香りがするという意味。英名のバジルはギリシャ語の「王者のハーブ」を意味するバシリコン・プトンの略語で、ギリシャ語の「王様」を意味するバシレウスに由来するといわれています。日本には江戸時代に中国から伝来し、種子を水に浸してゼリー状にし、目の汚れを取る漢方として使われていたためメボウキとも呼ばれています。
原産地はインド、インドシナ半島、モルッカ諸島、熱帯アジア。ヨーロッパにはアレキサンダー大王(BC356~323年)が伝えたという説や、もっと以前に伝わったという説もあります。インドでは、聖なる力を秘める神聖な植物として崇められてきました。一般的によく使われるスイートバジルのほか、ブッシュバジルやシナモンバジル、ライムバジル、ホーリーバジルなど約150種類の多様な品種があります。
主な成分は精油のエストラゴール,リナロール,オイゲノールで、リラックス効果、鎮痛作用、抗菌作用があり、抗酸化作用が高いβカロテンやビタミンEも含まれ、アンチエイジング効果も期待できます。また、日本人が最も不足しているビタミンKも豊富。βカロテンが変化することで生まれるビタミンAは目の網膜にある物質を作り、胃腸や気管支などの粘膜の健康を維持するのに役立ちます。さらに、バジルの種子はグルコマンナンを多く含んでいるため、水分を吸って約30倍に膨れる性質があり、整腸作用、便秘の改善、ダイエットに有効。タイではドリンクやアイスクリームなどにも利用されています。
材料 (4人分)
バジル(ミニ) 15g
鶏モモ肉 2枚(400gくらい)
トマト 1個
A
ショウガ(すりおろし) 小さじ2
しょうゆ 大さじ2
酒 大さじ2
片栗粉、揚げ油 各適宜
作り方
1. バジルは水洗いし、水気を切る。トマトは食べやすい大きさに切る。
2. 鶏モモ肉は余分な皮やすじを取り除き、ひと口大の大きさに切る。
3. 2.の鶏肉をボウルやビニール袋にAと一緒に入れ、よく揉みこみ30分以上漬ける。
4. 3.の鶏肉に、片栗粉をまんべんなく、白くなるぐらい付ける。
5. フライパンや鍋に油を入れて170~180度に熱し、3.の鶏肉を入れる。時々返しながら 6~7分揚げ、衣がカリッとして色付いたら引き上げ、油を切る。
6. 5.を皿に盛り、1.のバジルとトマトを散らし、一緒にいただく。