気になる食の安全面と着色料。紫芋も使用されている?
前回は、秋に食べたい食材の紹介で紫芋を紹介しました。
紫色に含まれる栄養素のからだへの効果は女性にとって魅力的なものが多かったことが分かったと思います。
さて、紫芋のその鮮やかなむらさき色をしている色素はアントシアニンであることをお伝えしました。ブルーベリーなどに含まれる目に優しい色素です。
このアントシアニンはその発色の良さから着色料としても使用されていたのはご存知でしたか?
【アントシアニンと着色料】
着色料は、食品をおいしく見せるために重要な役割を果たしています。
カラーセラピーでも使用されるように、色と人間の感覚は深く結びついており、それは食欲に関しても同等のことが言えるのです。
そのため、視覚的においしそうに見えないものは着色料などでおいしそうに見える工夫を施されているのです。
その着色料の一つにアントシアニンがあります。
アントシアニン色素は自然界ではピンクから青色の色素であるとされていますが、これが着色料として使用されるときはピンクから紫赤色。
そのため、赤色やピンク色をした漬物や飲料、ゼリー等にこのアントシアニンが使用されているんです。
アントシアニンは熱に対して安定した発色をしており、加熱をしても食品に色が残りやすいので着色料としても使用しやすいのですよ。
この紫ががったピンク色の色素を抽出する素材はいくつか存在しますが、代表的なものとして、赤キャベツや紫芋、シソなどが挙げられます。
確かに、紫芋を調理したとき、色は落ちずに鮮やかなむらさきを保っていますよね。
【着色料とカラダ】
以前着色料とからだへの影響について書いた記事でも紹介しましたが、着色料には人工的に生成された合成着色料というものも存在します。
普段口にしている食品も合成着色料を使用していたら、安全性に欠けますよね。
その着色料がどのようにして作られているのか気にしながら買い物をすることを心がけてみてはいかがでしょうか?