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酵素で生きる。

戸惑い。

2015.11.08 15:13



思えば、幼少のころから治療するといえば、

イメージ的には病院への入院だったような気がする。



目のあたりにする光景ですら、病室のイメージが付きまとう。



とある方が・・・戸惑っている。


何も手を打たなくていいのかと。



こころの焦り。




病院のベッドで横になっている姿。


心電図などの機器。


点滴用の設備。


採血検査の数々。


クスリの袋。




まさに・・・こんな感じかな。



これでこそ、治療している!病と対峙している!


って、実感するのかもしれない。



重篤な症状であれば、そうなってしまうのだろう。



こころの焦り。 


戸惑いの元凶はそこにあると思う。



ちゃんとした治療をしていないのではないか?


こんな自宅での治療や通院ということでいいのだろうか?


なにも治療をしていない・・・・と錯覚に陥っている。



既に幾たびも検査入院を繰り返してきている。


だからこそ、余計にそのように感じてしまうのかもしれない。



「十分な治療」とは何か?



「満足できる治療」とは何か?



食事制限(食事療法)や軽い痛みはあるものの、


本人(患者)は普段と同じように仕事に出かけている。


現状、普段とおりの生活が出来ていることは喜ばしいはずなのだが。




家族の前でがん告知をされた。



日々の生活の中で、ふと襲われる恐怖だろう。


いま・・・癌と対峙しているといえるのだろうか?


闘病しているんだろうか?


放置に等しいのではないか?




様々な不安が襲っているに違いない。



入院こそしていないが、三種類の治療を受けている


動けるからこそ、入院は必要ないのだが。



入院生活とは、辛いものだということを本人もよくわかってるはず。



にも・・・かかわらず。



放置しているのではないか?という恐怖にさえなまれている。



戸惑い。焦り。そして不安。



現状維持にもかかわらず、かなり進行しているのではないか?という脅迫感。



日に日に弱っていくのではないかという恐怖感。



待ち構えている末期症状の妄想。




初めての経験なのだ。



自宅療養と通院。



前にも記したが・・・・



戸惑いや焦り・不安は、劇薬に走らせる。



より瞬間的!より即効性を!より確実に!・・・・と。



じわりじわりと、精神的に追い詰められていると推測される。



本人だけではなく、ご家族も・・・。



目に見えないものは・・・怖ろしい。



カラダだけではなく、家族全員の心の隙間さえをも蝕んでいく。



それがガンの本当の怖さなのかもしれない。



ネガティヴな想いに支配されようとしている。