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会社で子育てしてみたら

みんなで子育て〜共同保育・いつでもどこでも編〜

2017.09.14 13:24

以前の「共同保育 夜の部」に続き、今回も会社の外での共同保育についてご紹介します。

共同保育ではライングループをつくり、一人で考えてもわからない事、不安なことをその都度相談し合っています。

例えば子供の調子が悪いだけでも、

症状は咳と鼻水だけなんだけど、病院に連れて行くべき?

連れて行くなら小児科?耳鼻科?

小児科なら総合的に診てくれるけど、他の病気をもらってしまいそう…

薬はどんなものなのかな、どの程度症状が改善されるのかな

このぐらいの症状なら、子供自身の回復力で頑張ってもらうべきなのかな…

はじめての育児、ママは疑問と不安でいっぱいになりますよね。

そんな時頼りになるのが保育室の仲間や先輩ママ達。大阪事務所では、初代共同保育のママさんから今や総勢16名!

アドバイスはもちろん、「うちもそんな症状経験あるよ!」「ママも看病大変だけど休みながらね!」という声をかけてもらえるだけで、なんだか気持ちがぐっと軽くなり、冷静になれるんです。また、その状況をラインで共有する事で、みんなが連携して課題の段取りや出社を調節し、助け合って仕事する事ができています。仕事と子育てを両立する意味でも、共同保育の繋がりは会社の中だけに限定することはできません。


大阪事務所は今年で5代目。実は、現在6名の5代目ママ達は、ほとんどがお互いにこれまであまり面識のなかったメンバーなんです。それが、仕事と子育てを一緒に経験すると、いつの間にか自然と連携が取れるほど絆が深くなっていました。帰省中も様子を報告したり、赤ちゃん達が毎日少しずつ成長するのをみんなで喜んだり。ハイハイの練習をさせたいとママが発信すれば、他のママもその子にハイハイを促すよう意識しますし、歯が生えてきてペットボトルのラベルを食べてしまった!と話せば、各自の飲み物のラベルを剥がす事を徹底します。共同保育は単に、「会社に子供を連れてきて、他の子の面倒も見ながら仕事をする」という場に留まっておらず、「会社という繋がりをもったママ達が、みんなで一緒に子育てをする」という場になっているのです。保育園の相談やどういう躾・教育がこの子たちのためになるのか、いつでもどこでも子供たちの将来についての会話が自然に生まれ、ごく当たり前にそれをみんなで考えていく場ができています。保育士に子供を預ける訳ではなく、自分たちで保育するからこそ、時間も場所も区切りはありません。そして成長を見守るのに、我が子も人の子も隔たりはありません。子育てに終わりがないように、共同保育にも終わりはありません。赤ちゃん達は、ママと二人きりでは決してできない経験と何十倍もの愛を感じながら成長し、ママは社会との繋がりを持ちながら抱え込まない育児をする事で、子育てを何倍も楽しんで過ごすことができます。それは、何かあれば連絡を取り合い、常に相談や共有ができるネットワークがあるからこそ、会社を出て各家庭に帰っても「みんなで子育て」が途切れることなく続いているからです。

会社で子育てする事は、単に育児の場所を家と会社の両方でしている、というだけでは語りきれない広がりと繋がりがあります。そしてまた新しい命が生まれ、共同保育の輪は広がっていくのです。