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音楽のチカラ

2017.09.16 08:08


「私ね、音楽に支配される性質なの」


最近出入りしているホールにいつも来られる

90歳のお婆ちゃんの言葉です。


踊るったって、普段でも

立っているのがやっとくらいなんだから。


よちよち、よちよち。



しかし、

彼女と踊るのは非常に気持ちがいいのだ。



何十年も個人レッスンを受けてきて、

彼女に比べればよほど体力もあり、

競技選手とビュンビュン踊っている

そんな女性たちよりも、


よちよちのそのお婆ちゃんと踊るのが

遥かに心地よい。



何だこれは?



現在札幌のダンスホールで

営業時に使っている音源は

たいてい社交ダンス用のCDですが、

それほど音楽にこだわる人は

多くないのが実情。


テンポさえ合っていれば、

メロディや演奏は何でもいい感じ?



「これは何ですか?」

「タンゴです。」

「ああ、さっきワルツでしたもんね♪」

「あ、ハイ…(曲でなく順番で覚えとるのね)」


※営業用に編集されたCDは曲順が概ね決まっていて、ワルツ→タンゴ→スローフォックストロットの順でかかります。



いや、ね、演歌や軍歌、都都逸で育った

ご高齢の方が、馴染みのない 毛唐 

洋モノの音楽を聴かされとるワケなので、

そう厳しいこたあ言いませんよ。


ともにゆったりした感じの

ワルツとスローフォックストロットの

区別がつかないくらいは、まあ仕方ない。



でもワルツとタンゴは…

できれば順番でなくて、

曲で聴き分けてくれると

おいちゃんちょと嬉しい(^^;


あと、変則的な順番でかかったからって、

チャチャチャの曲で

スローフォックストロットを

疑いもなく踊っちゃいかん、

ぜったいに。(笑)



そう、

音楽。


読んで字のごとく「音を楽しむ」。


正確にカウントをとらなきゃ

ちゃんと踊れないとか

そういう話じゃなくてね、


自分なりにでいいんです。

願わくば音に酔い、恍惚とするほどに。




「足型が気になって音なんて聴いてる余裕なんかありません!!」


ハイハイ、よぉ~くわかります。



だいじょぶ。

まずカウントで練習すっから、

スロー、スロー、クイックイッって。


音鳴らした時、

ワケわからんようなったら

またカウントに戻って練習すっから。

何回でも。



だから、音楽が鳴っとる間は、

足型なんか間違ってもいいから

音を聴いて楽しみなされ。

音に身を委ね、支配されなされ。



好みじゃない音楽で

無理に踊らんでもいい。

楽しくないから(笑)



おいちゃんとこでは、

何はともあれまずは楽しく踊れるようにと、

最初にジルバをやってます。


ジルバは比較的お手軽にすぐ覚えられて、

そのくせやけに楽しいので、

ソーシャルダンスの入り口としては

最適だとおいちゃんは思っています。


でも最近はそのジルバを踊る人が

なぜか減ってしまい、合わせられるのは

たまにかかるクイックステップの曲くらい。



さらに、日本でダンス用のCDに

収録されているクイックステップの曲は、

ちょとお品がよろしいというか、

冒険を避けたというか、おとなしめの

スタンダードナンバーが多いような。


個人的な好みですんませんが、

ノリがいまいちで体が弾まん(^^;。



おいちゃんの独断と偏見で言ってしまうと、

ジルバがいちばん熱いのは 

Rock 'n' Roll や Rockabilly 。

スウィング・ロックとかいうのかな?

よう知らんけど。



で、音の好みにうるさい割に

モノを知らんおいちゃんの代わりに、

ギタリストのけんちゃんが

探してきてくれましたよ、コレ♪


ブライアン・セッツァー・オーケストラ
The Dirty Boogie


文句なし!


踊る出逢い講座は

30~50代でやってるんですが、

年代的にも40~50代なら

このあたりの音はツボでないかな♪



一番館にはミキサーもあるので、

いつもより低音を強めにビートを効かせて

このアルバムをかけてみたところ、


いやー凄い凄い!


おいちゃん自身、

いつになく汗ばむほど弾けちゃったし、


木曜日にいつも同じフロアでやっている

他のサークルのラテン系バリバリの人たちも、

つられてジルバを踊り出しました(笑)



音楽の力は偉大ですね✨



練習会の詳細はコチラ