小雪デート
昨年一月もブログで書いていたとおり、ずっと恒例行事にしていた大宮の氷川神社初詣に、事後からは家族四人で行くことはなくなりました。
それでも、自宅に小さいながらも神棚を設置しているので(私には棄てるのも可哀想に思えて)(腹が立った時期もありましたが神様の所為でもないしなぁ)、それからはずっと一人で三が日を過ぎてから、仕事の帰りや休みの日に参拝に行っています。
今年ももちろん一人で。
いや、………ふたりで、かな。
見えなくなった、有ちゃんとふたり。
主人も、長女も、きっとそこへ三人で行くことは、かえって有ちゃんが居ない(一人だけ見えない)ことを意識せざるを得ないので、寂しさの方が強く感じられて嫌なのだろうなと思います。
長女はもう巣立ちして都内で生活しているので、わざわざ呼び出し、連れ立って行こうとは考えませんし、主人とは…本人から率先して『今年は行こうかな』という申し出でもない限り、新年早々無理はさせたくないスポットです。
それだけ楽しい家族の思い出が詰まっている。
寂しさばかり感じてしまう家族の気持もわかるので、私一人で有ちゃんを心に伴って出かけるほうが、母娘ふたりきりのデートになるし、悪くはないな…かえって良いな…と、ますます思えるようになった今年の一月でした。
朝から、まさかの雪予報が出ていた寒いさいたま市。
仕事が休みだったので午前中早めに出発して、有ちゃんと語らいながら、懐かしい家族の思い出も然り、近況も一方通行であれ語れるようになった『今の状況』への御礼を済ませました。
さいたま新都心から約一駅ほど続く、長い参道は約2キロメートル。
この道を有ちゃんと歩くのが、私の新春ルーティンになりつつあります。
語らう話題は尽きません。
嬉しかった話、悲しかった話、悔しかった話、さまざま。
帰り道、さいたまスーパーアリーナが見えてくる頃には小雪もちらほら。
一昨年は立ち寄った思い出のジャズ喫茶は、木曜日定休日なようで残念でしたが、他に新しいカフェをいくつか見つけました。
この日雪が降ったのは偶然だろうけど、有ちゃんと私にはお誂え向きだよね〜(*´・ω・)(・ω・`*)
と。
ふたりとも寒い地方出身だからね〜〜(*´・ω・)(・ω・`*)
と。
さいたまにしては珍しい凍えるような雪日になりましたが、寒さ知らず巷の熱々カップルに負けない一体化、軽やかな足取りで、参道をゆく2022新春の私たちふたりなのでした。
◆自死遺族の集い
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