来日するオーストラリア・ライフセーバー決定!
本場オーストラリアでのパトロール・コンペティションにおいて、チャンピオン経験を持つ素晴らしいメンバーが来日します。来日に先立ち日本のライフセーバーに向けてメッセージを寄せてくれましたので、順次紹介させて頂きます。
今回はまず、来日チームのコーチ役的存在で、SLSQ(クイーンズランド州協会)ライフメンバー、2003年に全豪ボランティア・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、サーフ・レスキューの普及に多大な貢献をしているPeter White氏と、彼の息子で現在、パトロール・コンペティションのチャンピオン・ライフセーバーであるMichael White氏からのコメントを紹介いたします。
Q.なぜパトロール・コンペティションの一員として日本を訪問しようと思ったのでしょうか?
A.まず、日本のライフセービングに貢献できればと思ったからです。そして、私が情熱を傾けているパトロール・コンペティションの技術や知識を、何としてでも伝えたいと思ったからです。(Michael)
Q.パトロール・コンペティションの魅力は?
A.パトロール・コンペティションの真のチャンピオンというのは、パトロールで実施するレスキューやFAの対処法に近いシナリオで、実際に実力を発揮することだと考えます。
私の考えでは、サーフ・スポーツの大会と比較して、パトロール・コンペティション種目は、ライフセーバーとしての本当の資質をテストされていると思うのです。(Michael)
Q.パトロール・コンペティションは、あなたに何を教えたでしょうか?パトロールや人生に影響を与えましたか?
A.パトロール・コンペティションは、自分は一体どういう人間かを教えてくれたと思います。パトロールメンバーとして、自分の長所、短所がどこにあるかを教えてくれたので、それを知ることにより、自分自身への身体的なあるいは精神的な鍛練への挑戦の原動力になりました。非常にプレッシャーのかかる時でも、難しい決断をしなければならないという直接の経験を味わわせてもくれました。これらの経験は、ライフセービング活動を離れた日々の暮らしの中で、自分の人生、そのものの中で活かせる教訓となっています。(Michael)
Q.日本のライフセーバーへ、メッセージをお願いします
A. 私の経験の全てを、日本でのパトロール・コンペティションを教える機会に伝えたい。(Peter)
●プロフィール
-Peter White
サーフ・レスキュー(パトロール・コンペティションを含む)のコーチ。
ライフセービングに関して68の資格を取得。
現在の所属クラブ:アレックス SLSC
クラブでの役職:ライフメンバー、クラブ・キャプテン、インストラクター、アセッサー(試験官)、パトロールキャプテン、サーフ・レスキューのコーチを12年間
SLSQ(クイーンズランド州協会)ライフメンバー、青少年健全育成理事を8年間、相互支援オフィサーを7年間
SLSA(オーストラリア・サーフ・ライフセービング協会)
開発委員会5年、青少年健全育成委員長4年、2003年に全豪ボランティア・オブ・ザ・イヤー受賞。2012年には会長賞メダルを受賞。サーフ・レスキュー大会の現アドバイザー。
サーフ・レスキュー・コンペティションでオーストラリアの44名のメダリストをコーチ。そのうち20名はゴールドメダルを取得。大会でのさまざまなレベルでの試験官。
-Michael White
1987.11.25生まれ
大学: 2つの学士号を持つ。(法律学士、スポーツと運動科学学士)
職業: 法廷弁護士
現在の所属クラブ:アレックス SLSC
6回チャンピオン・ライフセーバーになり、現在、男子オープンでのチャンピオン・ライフセーバーのチャンピオン。3回パトロール・コンペティションのキャプテンをつとめ、現在、オープンでのパトロール・コンペティション・チームのチャンピオンチームの一員
日本語を勉強したことがあるが、もっと日本の文化全般を学びたい。