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ダンサー、バレエ、ヨガ、ピラティス先生達の故障の多さ

2017.09.17 17:32

現役で生徒や観客の前に立つ体の表現者である先生たちは、一般的には健康に優れている人たちだと思われています、しかし、臨床の中ではこれら多くの先生たちも腰痛や股関節痛の方が見られます。

 それも結構長年のもので施術を受けにくるわけですが、痛くても立場上見本を見せるために無理をします。問題は、結構休ませても回復しないこと。

これらの事と関連するのですが、本日2回目の方も ”すべり症、ヘルニアの指摘は受けましたが痛みを出すほどのヘルニアではない” と言われていたが、腰の痛みや両下肢の痙攣、腕の痺れなどでっ困っている方の施術をしました。

病歴が凄く、手術によって摘出した臓器も多数。お腹の何分の一は空室になっているのではなかろうか?と思うほどの手術を経ての現在の症状の訴え。


問診だけで1時間弱。施術は症状により関節の軌道調整をソフトにして終了。左腕の痺れは消え、右脚の痙攣も消え、左脚の時々起る痙攣だけ残り、2回目の本日はこの部と仕事をして夕方になると足首がむくむのでパンパンになるためそのケア方法を知りたい。

左股関節も悪くて動かすとコキコキ鳴るのです、これも何とかなりますか? と。

はいはい全部言っといてくださいね。


歪みがもとで症状が出るのではない!という事を教え(このことに随分驚かれてましたね)

ストレッチをすれば良くなるものでも無いことを教え(さんざんやってきていたのでこれは理同意していました。)

動きのチェックでは 仰向けで膝を胸に着けていく動作に左右で10°の差が出来ているのを、

巷でよくある間違いの動作と正しい動作を比べて体験してもらいながら、セルフケアが出来るように自身に正しい動きを覚えてもらいました。

一緒にゆっくりソフトに正しい方向に動かして3回、

⇒両膝を胸に着ける動作の股関節を曲げた時の左右差は消え、

自覚も ”軽く動くようになった” ので、立ち上がり股関節を様々な方向に動かして貰った。

本人も軽く動かせる事に驚き喜んで居ました。

この方以前フラメンコを踊っていて、足が上がる軽ーい と喜んでますから、またフラメンコをやるのは時期尚早なので、その事を伝えると、現在は楽器のサックス演奏に切り替えているとか、「それは大いに楽しんでください!」という事で終えました。

帰りの支払いからドアを出ていくまでの1分の間にこの方の心の深い恐れが有ったことを知りました。

左腰のある1点の痛み、『これが摘出を免れた腎臓が悪化していることで起こっているかもしれないし、

もしかしたら悪い物が再発して5回目の手術をしなければならないのかと心配していたんです。』  と。

 『腰の痛みの基を腎臓の弱りと説明する東洋医学的な見方もあります。片方を摘出しているので心配なことはわかります。

しかし、皆さんが知らされていないことの一つ、思い違いをしていることの一つに、

痛みの基は1対1で原因がどこか一つだと無意識に感じている事がありますけど、実はそうではありません。

内臓疾患の時は内臓から異変を知らせるために関連した筋肉のエリアに痛みを放散痛として出す ①”内臓ー体壁反射”があります、  これは腎臓の疾患でも確かに起こり得る。

しかし、関節の軌道のズレ、引っ掛かりの②関節機能障害でも起こりますし、

③皮膚の機能障害でもあり得るので、3つの可能性が混ざっている場合でも同じ ”痛み”と感じられる場合がある。ということなんです。

皮膚と関節の機能障害の痛みを除去した後にもし、残っているものがあれば、それが内臓と関係した痛みという事です。この②と③の施術をして、①が消えることは無いので、痛みの度合いが大幅に減っているならば、②と③からの痛みであったと、もしわずかに残っているならば、①かも知れないので、経過をまたお尋ねしますね。』

『なんだかとっても安心しました~』

という事で、深い怖れは消えたようです。


ボディーパフォーマンスをする各先生方!

もし、股関節や腰の痛みが長年のケアでも繰り返す時、このことを思い出してください。

女性の先生方はかなりの確率で卵巣子宮に疾患を持っている方は上記の部位に痛みを有するようです。婦人科に行って異常なしならば、関節と皮膚の機能障害を正すことで改善への助けになります。上記ご覧のように、一般女性の方でも3回の動作で喜ぶほどの改善が自身で出来ます。正しい関節の軌道修正を受けてください。

念のため正しい軌道修正を受けているかどうかの指標をしまします。

私がいう関節軌道修正は、関節運動学に乗っ取ったもので、ストレッチやマッサージは入れていません。純粋に関節の軌道修正を考えた方法のみを言っています。

そこでは、股関節の屈曲運動は、仰向けで膝を胸に近づけていく動作の時に、術者が、曲がりきる最後の動作で、膝頭を乳房の方向に近づけていく動作を介助や強制で行うとき、それは正しい軌道修正の方向ではありません。

この事実を指標にして、この動作法をする術者の技術は、後ろであるおしりの殿筋はストレッチされていますが、股関節は詰まってしまいます。ゆえにダメだと受け手が感じるはずです。これで消去法で確認する。

もし、正しい修正を受けられれば、今より10度足を上げる角度が増します。

(10度の違いで何センチ上がるか?)

もしこれが15度や20度まで上げられるようになれば、痛みの緩解のみならず、パフォーマンスが変わります。


困っている方は一度お試しになりますか?