里親になるって楽しい
譲渡をうける
里親になるって選択
最近は、センターの殺処分ゼロの取り組みとしての譲渡制度、センターと協力して多くのセンター登録のボランティアさんの努力によって周知も実際にも広がりがあると思います。
「とっても楽しくて幸せ」
今日は、そんなことを感じさせてくれる判治さん一家のことを紹介させていただきます。判治さんはアーティスト、ミュージシャンであり、お仕事を通して出会うことができましたが、愛犬家でもあり、ペットとの関係性は様々にありますが、我が家と同じで家族として、子供たちとして犬たちを迎えておられます。
このたび
素敵なご家族に新しい仲間が増えて
パン粉ちゃんが
お姉さんになるそうなんです。
犬たちは正確な年齢なんてしらないだろうから、どっちが上だ下だなんて、実際にはどうだか分からないけれど、私たちが彼らに平等である姿勢と、なによりも彼らが仲良きことがいちばんなんですね!
これを書き終えたころには、すでに名前をプレゼントされて家族になられてると思いますが、トライアルが無事に終了したら、正式にお迎えするキモチが固まったようです。
トイレは以前の環境では外でしていたようで、トイレシーツもしらないこですから、我が家のトイレはここでーす!って、犬たちのトイレのトレーニングは、飼い主となった時の私たちのトレーニングともなるものです。
なかなか根気がいりそうだけれど(笑)適切な環境をと、床も思い切ってリフォームしちゃったそうです。
なんて素敵だことー!!(笑)
こうして出会いを通して縁を感じて、里親になろうと挙手されても、一言に譲渡といっても、どんな「譲渡」があり、どんな譲渡方法が合っていて良いのでしょうか。
譲渡会に行くのは実際にいろんな方々が集まっていて嬉しそうだったり緊張していたり恥ずかしそうなシャイな子もいたり、元気な犬たちの様子が見えて良いでしょうね!
要は犬を挟んで人と人とですから、里親となる方自身が安心できる譲渡の方法などを選んだり、そこは慎重になって良いとも思います。(๑˃̵ᴗ˂̵)و ♫
最近ですね、私がいくつかのことで県外譲渡は少し懸念しているところです。『丸投げされてしまう譲渡』では、とても悲しいトラブルが多いのです。もちろん、すべてのボランティアの方々ではなく、一部の方々であるのですが……
丸投げとは、例えばどんな事かわかりますか?受けた人は丸投げとは感じていなかった事もありますが、簡単に言えば、受ける側も譲渡する側も多少ならず問題があるのだということを感じます。
例えば、県外譲渡でのトラブルも増えていますが、地域のボランティアさんとのやりとりならコミュニケーションが取りやすく問題ない事も、問題となりやすいことがあるはずなんです。
たとえば、地域の方となら犬と暮らす自分の環境を見にきてくれたりします。犬を迎える前の準備のために、その環境のなかで事例を紹介して気をつけてもらいたいこと、改善されると良いこと、犬の最近の様子や飼い方の指導も分かりやすく丁寧にしてくれます。
しかし、こうした大切なことを省かれて、責任も不安も今後にすべくことも分からないままに県外から空輸されて空港で受け取り終了では、どんなトラブルが起こるかわかりませんよね。
そもそも譲渡とは何のためでしょうか。最近よく考えてしまいます。
せっかく里親となり迎えたのに、犬のことが分からずに見知らぬ土地で迷子になるケースが増えても感じています。無事に見つかり保護できる場合もあれば、不妊去勢されずに渡った犬たちであれば、保護できない間に繁殖などしてしまえば地域にとっても困ったことになります。
殺処分から命は救えたかもしれませんが、これでは誰が幸せになれるでしょうか。不幸な境遇にある動物が新たな人との出会いにより幸せを願って行う取り組みなのではないでしょうか。
実際に譲渡について、いちばん大切な部分が分からない事も気づけない事も多く、いくら生涯を引き受ける優しく強い思いがあっても、幸せにする!幸せになろう!と決意があっても、
相性もあります。
環境も合う合わないがあります。
その子の生い立ちや性格、今までの犬たちに置かれた境遇や暮らしの経験は一緒に時間を過ごして観察してみないと分からないものですよね。
結果、その後の暮らしのなかで飼い主さんの飼養の悩みや対策や試みの根気のいる努力も必要となれば、トラブルを招きやすいことにもなるのです。。。
そんなときに譲渡をしてくれた身近なボランティアさんがいれば、犬の様子を報告したり相談したりできたり、ボランティアさんも必要に応じて飼い主さんと犬との心のフォローに親身にあたってもくれますが、これがなければ、最悪なことさえも起きてしまいます。以前にも書いたけれど、、実際に私が知るところでも起きてもしまいました。
判治さんは、パン粉ちゃんを家族へ迎えたときの経緯のようなことは、話されてこなかったけれど、いつもパン粉ちゃんのハッピーライフを見せつけてくれていたので、私も気にもとめてませんでした。
しかし、大小に関わらず、納得できること、そうじゃないことはあるものだそうです。
ペットを迎えるにあたり、今は「買うことは悪いこと」こんな感じに極端になってて、、これも私は少し違うと思うんですよ。また別の機会にここは詳しく書いてみたいたいけれど、
ニーズや世の中にあってない
器と容量があってない、必要とされていないと思うんです。ペットショップやブリーダーがすべて悪いことというよりも、日本のペットビジネスが抱えてる問題が様々な方向に枝を伸ばすように増えて広がり、予測も追いつかないほどになっているのではないでしょうか。
殺処分ゼロを目標にして、数字や結果として達成できても、センターの譲渡に協力されてるボランティアさんや、遺棄や迷子やどこかにシワ寄せされた問題が起きているんだと思います。
こうした起きる問題に対して現状としては、対策も解決策も適当なものがなく、一部改正されただけの隙間だらけの動物愛護法では縛りが緩く、適切な事例も数値もなく、必要となる効力のない法律でしかない状態であること
虐待や遺棄の犯罪、さらに隙間を利用した悪や闇が生まれないように隙間には光を照らすような法の整備と思い切った法の改正がほしいところばかりな現状がつづいているのだと個人的には感じています。
今のままですよ
どんどん繁殖してまで、どんどん販売してまで「ペット」は必要ないんじゃないかってことだと思うんです。
もっといえば
必要とされてるのは動物の置かれる不幸をなくすことであって、劣悪な環境での繁殖や販売、飼い主により不幸を強いられた動物たちの保護と救済ではないのでしょうか。
それは、持ち込まれる犬や猫、捨てられる犬や猫、迷子の犬や猫たちも迎えがなく収容されている現実を知ればこそ、、、です。
正しく飼うことで防げるのに、責任や愛情を学ばない無知で危険な飼い主が増え、改めて命を預かると言う飼い主の義務や責任を守ることの大切さや、飼い主の意識の向上による質の高い『良い飼い主』が求められているんですねっ。
その一方で増え続ける問題の対応としての今までのような「殺処分」もゼロにしよう!と、新たな取り組みとして、譲渡や里親募集とした活動が始まり、これもまた芸能人やテレビなどによる様々な影響もあり、徐々に広がりがあるのですが、そこにもやはり新たな問題点も見えてきたり、出てくるものなのですよね。。(´ω`;)
譲渡するって、里親になるって、どこにでも責任はあります。
ある意味では、子犬を「買う」以上に覚悟も必要かもしれません。なにかしらの経験のある犬たちを飼うことでハードルが高く感じるものかもしれません。しかし、問題点ばかりでなく、良い点も沢山あるものなんですよっ。
ただし、その良さを広げること、その良さを生かした譲渡を行うためにも、センターの譲渡規約や譲渡条件や講習や飼養教室、ボランティアさんの行う譲渡規約や条件やマッチングやトライアル、これらは必ずと言っても良いほど、いくらかのトラブルを防ぐこともできる大事なことであり、親切であり丁寧なんですよね!
買うとなれば「お試し」など当然できないことだけれど、譲渡や里親となる場合には、ボランティアさんの親切で優しい思いやりの努力、トライアルやマッチングなどを通して、犬たちや飼い主さんにとって素晴らしいものなのです。
こうすることで、買ったけど手に余ると遺棄する飼い主も、知識が足りず過信から迷子にしてしまう飼い主さんも減り、迷子になった動物の迎えがないなどの義務を守らない行為も随分となくなるとも思います。
環境も相性も大事
思いだけではなく実際に
犬のためにも
私たち飼い主、家族になるためにも。
猫や犬を飼いたくても、実際に犬を幸せにできる生活か、近隣や周りに迷惑をかけるようなことにならないか、豊かな時間を過ごせるか、私たちとペットがともに暮らすことが幸せであれるためには大事なことがいっぱいあります。
ワンチャンを
ネコちゃんを
飼いたい!って考えたら、先ずは皆さんの地域の愛護センターにも是非とも足を運んでみてほしいと最近とくに感じたりするんです。
地域の犬猫の苦情やトラブル、地域における状況も知る事も理解ができますし、一番たいせつな私たち飼い主が、良い飼い主になるために必要なことを学ぶことができます。開催されている譲渡会について、飼育の勉強会、同じようか里親さん家族との出会いやふれあい、譲渡講習会もあったりして、とても頼もしい場所であり、収容されている犬や猫たちに実際に会えるんですよっ。
これらを手間だからとか厳しいとかで省いてしまうと、どこかに不幸を招いてしまうことは案外あるんです。
そのことも考えてみたり知ってみたりしてほしい。です。
と、今日は書いてみました。
パン粉ちゃん 半次郎くん
パパとママと沢山の幸せを経験してね!
最後に・・・
殺処分ゼロを目標にするためにも人間の身勝手な都合で不幸な扱いをされるペットを無くすことを願っています。
殺処分される犬には飼い主さんがいます。野良だって飼い主さんがいましたし、野犬に生まれた犬たちだって、元を辿れば顔こそしらない爺ちゃんや婆ちゃんがいて、父や母が暮らしていた家が家庭があるものです。
殺処分をしてることから、保健所ののとを殺す場所とか動物を殺すな!酷い!として保健所の批判をされてる人たちを目にしたりもします。
掲載期限が間近となると、愛護センターなどへ連絡をしてまで生死を問い合わせたり、職員の方々に驚くようなクレームをされる方々がおられますが、その前に気づいてほしいです。
センターの情報は、飼い主さんに情報が届くようにと願って、地域の皆さんに情報が届くようにと掲載をしてくれています。この情報の発信、地域の皆さんへ呼びかけることは私も大きな力になると大切さを理解しています。
しかしながら、掲載期限を命の期限として「殺処分になる」と煽るのは少し危険なことだとも思っています。救いたい!殺したくない!この気持ちは職員さんも同じではないでしょうか。
センターでも出来る限りのことをして、掲載期限を過ぎた犬たちを譲渡対象となるようにお世話しながら、譲渡基準をクリアできるように努めてられていると思います。登録ボランティアの皆さんにも何とかならないかとお願いしてサポートをお願いされてると思います。
殺処分を「させてる」意識
そのことを知るべきなんじゃないんでしょうかってっ。。
終生飼育を約束したはずのペットたちを棄てる人たちがいなければ必要のないことなんですもん。
殺処分に反対するなら、私たち飼い主が啓発しあってドンドコ良くなりましょうよ!保健所を批判をするなら持ち込む悪い飼い主さんを説得したり、新しい飼い主を探したりしてあげてくださいと思ってしまいます。
これは埼玉県が動物愛護の啓発のために出しているポスターです。下のポスターは、実際に殺処分された犬たちがつけていた首輪の写真を使った「形見」「飼い主を示す飼い犬を示すもの」です。このポスターを始めてネットでみたときの気持ちを忘れません。
どちらのポスターも大事なことを一言で伝える威力があります。
殺処分を批判する気持ちでは本当のところの解決などないと思います。
こうしたポスターが全国に広がってほしいです。そして、ポスターや市の条例やペットの飼い方などのリーフレットなども県や市のホームページ、WEB上だけでなく、どんどんと私たちの生活の場へと伝えて欲しいと行政にはお願いしたいです。
動物に関わる場所、例えば飼い主の皆さんが足を運ぶ動物病院、ペットショップ、猫カフェや動物のいる場所、譲渡会など、最も必要な場所、大切な場所での啓発をしていって欲しいと思いました。
猫ならば、マイクロチップや迷子札をつけて、不妊去勢をして、地域の迷惑やトラブルを招かないように、迷子や事故に遭わないため、放し飼いをしないことの大切さ。コソコソと遺棄したり、飼い主の手により連れてこられる持ち込みされた犬たち、所有者明示の義務を怠ることで家に帰れない迷子犬となった収容されたペットたちに対して、私たち飼い主が殺処分ということを生み出したこと、殺処分の装置を押すのは自分自身であることは、しっかりと想像してほしいです。
飼い主しかない世界でいきる動物たちのため、良い飼い主となることの重要さを強い意識をもって考えてほしいと思います。
Lovely days CHIKA'S MIND TRIP