太陽光だけを電源した中津川 THE SOLAR BUDOKANで提示される未来のライフスタイル
いよいよこの週末、野外フェスとしては5回目となる中津川 THE SOLAR BUDOKAN が開催される。会場は中津川公園。
東日本大震災以降、「誰もが賛成できるアクションを」とシアターブルックの佐藤タイジさんがスタートさせた「太陽光を使ってのライブ」。2012年12月には武道館でのライブを実現させ、翌年からソーラーエネルギーだけをステージの電源とする野外フェスへと進化していった。太陽の光だけでエネルギーを供給する大型の野外フェスは、おそらく世界で他に例がないだろう。
佐藤タイジさんは「これは無理だろう」「これは実現が難しいかもしれない」と考えてしまうことにチャレンジし続けている。ソーラー電源だけでのライブもそうだろうし、会場内で提供される食品に対しての放射線量の表示もそう。安心して地球の上で遊べる。そんなフェスを目指しているのだから、自分の信じたことは妥協せずに進んでいる。このスタンスが、他のフェスとは違うところだ。
年々、参加するファンを増やし、去年は二日間でのべ2万人を超えている。日本を代表するフェスと言ってもいいだろう。今年も豪華なラインナップが揃っている。
ステージの横には、太陽光パネルがズラリと並ぶ。この光景を見るだけでも、中津川 THE SOLAR BUDOKANが開催される意義が伝わっていく。なぜ送電線を流れてくる電力を使わないのか。当たり前と思っていることに疑問を投げかける。「フェスとは新しいライスタイルを見せる場所」とかつてタイジさんは口にしていた。中津川 THE SOLAR BUDOKANに参加して気づくこと、改めて考えることは多い。だからこそ、このフェスは特別な存在なのだ。
中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2017
開催日:9月23日(土)〜24日(日)
会場:中津川公園特設ステージ(岐阜県中津川市)
出演:シアターブルック、ACIDMAN、the HIATUS、吉川晃司、ザ・クロマニヨンズ、Caravan、クラムボン、ハナレグミ、NOTHING BUT THE FUNK、DACHAMBO、cro-magnon、他