NGC7000 北アメリカ星雲(ナローバンド)
撮影者: 古都浩朗
撮影時刻: 2017/09/18 21:30:57~
露出: 75分 SII:5分×5, Ha:5分×5, :OIII:5分×5, Gain:300, Offset:50(lowest read noise)
撮影地: 鳥取県 大山町総合運動公園
鏡筒: Takahashi ε-130D 430mm
撮影カメラ: ZWO ASI1600MM-Cool + SII, Ha, OIIIフィルタ
カメラ冷却温度: -15℃
赤道儀: Vixen SXP Equatorial mount
オートガイド: PHD2 / QHY5L-II-M 130mm
撮影ソフト: Astro Photography Tool Ver. 3.33
導入補正: PlateSolve2による星図マッチング
画像処理: StellaImage8 ダーク・フラット補正、加算平均コンポジット、RGB合成 、マトリックス色彩補正、レベル調整
はくちょう座デネブ近くにあるNGC7000北アメリカ星雲をナローバンドフィルタで撮影したものです。
ナローバンドフィルタとは特定の波長の光だけを透過させるフィルタで主に輝線星雲の撮影に使います。
今回使用したフィルタは以下の通りです。
■SII: 硫黄基線672.4nmのみを透過するフィルタ
■Ha: 水素基線656.3nmのみを透過するフィルタ
■OIII: 酸素基線500.7nmのみを透過するフィルタ
この3個のフィルタで撮影したモノクロ画像をRGBチャネルに割り当てて画像にしています。どのフィルタをどのカラーチャネルに割り当てるかで色合いは全く違ってきます。
この写真はSAOといってR(赤)チャネルにSII、G(緑)チャネルにHa, B(青)チャネルにOIIIを割り当てています。
この星雲をRGBで撮影すると赤一色の写真になりますが輝線のみで表現すると全く別な姿を見せてくれます。
※月刊星ナビ 2017年10月号より「ナローバンドで星雲を撮る」の連載が始まったので早速挑戦してみました。