過去世とは?
うつつより富士を望むや枯尾花 高資ー 場所: 江ノ島
花@lilacblueblue
9月12日の花:ススキ 花言葉:活力 イネ科ススキ属 別名:尾花(オバナ)・茅(カヤ)
秋の七草の一つ 秋のお月見のお供え物
神様の依り代とされ穀物の収穫祭でもあるお月見に稲穂に見立て飾られる
鋭い切り口が魔除けになるとされお月見のあと軒先に吊るしておく風習もある
冬は死の時、新しい春の命のための準備の時。
霞む富士は命と希望の象徴のようですね。
死と再生はセットであり 死の向こうの希望を富士が示すかのようです。
連想するのはヨハネ福音書の言葉 「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。」
①一人の死は 多くの人としての再生に結びつきます。
②逆に人類の祖先をずーっと遡って行くと限られた人数の共通祖先に行きつくこともよく知られた事実です。
私たちの身体を作る細胞には遺伝情報の継承と発現を担うDNAが存在することは誰もが知るところです。
③また すべての存在(身体)を形作る元素・エネルギーは 絶えず循環し続けています。
以上の3点からDNAの遺伝情報には 集合無意識の情報が眠っていると考えられます。
DNAの遺伝情報に 集合無意識の情報が眠っていると考えれば 歴史上の一人の人物を 過去世とする人が沢山現れるという不思議なことも大納得できます。
今を制限している「過去生」情報は年齢遡行をして引き出します。
筋反射テストを用いての年齢遡行で胎児まで遡っても 原体験に行きつかない場合は過去世を観ます。
過去生となると どこの国の人か 男か女か 年齢 職業 どんな感情を味わったかなど筋反射テストで情報をピックアップして 「何が起こったと思いますか?」と聞くと想像しやすいです。
関係者は誰なのか?場所はどこなのか?どんな感情を感じたのか?その時、何があったのか 想像してもらう。(でっち上げでもよい。言語化しなくても良い)筋反射テストの反応をみて関連があるかないか確認します。
事例を一件ご紹介します
大阪在住・50代男性・失業を機に セッション依頼
潜在意識に隠されていたベースの信じ込みは「成功すると死ぬ」でした。
筋反射でこの思考パターンが特定されると みるみる様々なことが繋がりました。
「どんな仕事についても 上司とぶつからずにおれない」こと「妻にも愛と憎しみの相反する気持ちを抱き続ける」こと「成功しそうになると体調不良になること」「敬愛する人から
電話をもらうと嘔吐がし、即、切ってしまい 倒れ込んだ」ことetc. しかもそのパターン
は思春期からあったことなど。
ワーナー、和尚などに傾倒し、英文原書も自分で訳しながら学び続けた有能な彼も、自分の力だけでは潜在意識の絡繰に 気付けませんでした。
年齢遡行をして浮かび上がったことは 旧約聖書でよく知られるヨセフであった過去世です。エジプトを飢饉から救うことになったヨセフは イスラエルの族長ヤコブの 寵愛を受けて育ちました。
それゆえに傲慢な少年になり、兄たちの怒りを買い、エジプトに奴隷として売られる憂き目
に会いました。
「父の寵愛を受ける」とは まさに最高の成功体験でした。
その得意さの絶頂から 奴隷として売られるという絶望の谷底に突き落とされた彼は 「成功してはならない!」という 強力な信じ込み(カルマ)を 持ってしまいました。
筋肉反射テスト(バイオフィードバック)を使って潜在意識の情報を言語化すると 顕在意識でその情報が事実だという実感が持てます。
潜在意識と顕在意識の統合が起きるわけです。
その上エネルギーワークで それにまつわるエネルギーを光に戻し 適切な思考パターンに置き換える 働きかけをします。根底から大きな変容が彼に訪れました。
彼のセッションは蘇我蝦夷氏に愛され、天皇を凌駕するほどの地位を得、惨殺されることになり、蘇我氏の滅びに繋がった蘇我入鹿の痛みを連想させます。
http://kazahana.holy.jp/asuka/sogaHonsoke.html 蘇我氏/飛鳥の地に繁栄を築いた蘇我本宗家の人々は、本当に「悪い奴ら」だったのか?
マリーアントワネットを過去世とする人に数人出会ったことがあります。
その一人に占い師の女性がいます。
彼女は占い師としての誇りを抱きながら、占いを続けることの恐怖を訴えます。
セラピー場面で出てきた彼女の過去世記憶は「魔女狩りに会って死刑になった魔女」と「マリーアントワネット」でした。
古代農耕民の集落では 天体を占うものが長になり、王になったといわれています。
王家は占い師の家系であるとも言えます。
無限にある集合無意識の情報の中から 「占い師としての葛藤を抱いている現在」が 観る必要のある情報として 共鳴したもの・引き寄せたものが「マリーアントワネットという過去世」でした。
現在の私がいて、その私は色々な思考体系を持っています。
自分を制約する思考体系の中から不適切な信じ込みをクリァリングしようとするとき そのような信じ込みを持つようになった(限定された)過去世の自分が浮上してくることに なります。
「過去世、マリーアントワネットであった」事実はどうでもよく、今の自分を癒す情報として 集合無意識の情報から選んだものが「マリーアントワネットという過去世」だという意味です。
ブッダが言ったように、「今のあなたはかつてのあなたであり、未来のあなたは今のあなた」です。
パドマサンバヴァも同じく言っています。 「過去世の自分を知りたければ、今の自分の状態を見ることだ。来世の自分を知りたければ、今の自分の行ないを見ることだ」。
ですから現在を癒せば過去が癒され、未来も癒されることになります。
「今ここ」を大事にしませんか
"Here and Now"を大事にしましょうといわれてきましたが、Now・Here=No・wHere=Nowhere=どこにもない、つまり存在するのは今だけです。
「ここ」とは特定の場所で無く 「今置かれているここ」のことです。
時間は人間が社会という営みを始めて、生み出された概念です。
人間関係が機能し、維持されるためには「皆が共通に認識できる天体の動きを規準に設定された時間」の概念の導入が必要でした。
そのニーズから(月も、太陽もその軌道はほぼ円である故)360°を振り子の揺れで刻んでいく振り子時計が生みだされました。
振り子は、同じ重さ、同じ長さであれば、振り幅に関係なく常にその周期は同じです。
これを『振り子の等時性』と言い、振り子時計はこの性質を利用して時間の進みを一定に保っています。
過去は記憶の中にあり、未来は希望の中にあり、我々は今に生きる 。
三千を見渡す深山茜かな 高資
Beyond the lotus leaf
a dragonfly fixes her eyes on the universe Taka
雲を出てまた日の優る時計草 高資
五次元の寄せるみぎはや時計草 高資
秋晴れて拝む御霊や吉祥寺 高資
富江五島家墓所(諏訪山吉祥寺・文京区)ー 場所: 諏訪山吉祥寺
三界の昼を燈せる蓮かな 高資ー 場所: 妻沼聖天山(歓喜院聖天堂)