カオソーイ大使のメルボルンだより（第２回）

アオ・カオソーイ！エリです。

メルボルンだよりの第２回は、タイ料理店「ジンジャイ・タイ（Jing Jai Thai）」です。多くのカフェやレストランが立ち並ぶ、フリンダース・レーンにあります。
お店を訪れたのは、とても風の強い日でした。メルボルンでは週に一度くらい、飛ばされるんじゃないかと思うほど強い風が吹きます。道端の落ち葉が勢いよく飛んだり、前に歩いていけないくらいの風です。そういう日は、天気予報にも‘WIND’マークが出ます。最初はびっくりしたのですが、だんだん慣れてきて、強風が吹くと「ああ、今日は風の日か」と思うようになりました（笑）。

お店に到着した午後１時はちょうどお昼時、たくさんの人で賑わっていました。店員さんは料理を運んだり、お会計をしたり、常に忙しくしていました。お客さんも途切れることなくやってきて、その人気ぶりにカオソーイへの期待も高まります。

“Do you have a Khao soi?”“We do!”と店員のお兄さんとやり取りしたあと、しばらくするとカオソーイが運ばれてきました。黄色いスープを一口飲むと、ココナッツミルクのまろやかな甘み、そのあとにぴりっとした辛さを感じます。せっかくライムがあったのに、その存在を忘れて食べ続けてしまうほど、くせになるスープでした。麺はどこかで食べたことがある・・・？と思ったら、前回「キンカーオ」で食べたカオソーイと同じ、つるっとした細麺でした。

食べ終えて初めてメニューを見てみると、‘Khao soi’の文字はどこにもありません。このお店では、‘Thai Style Curry Laksa’として提供されていました。メニューではこう説明されています。

Thai Style Curry Laksa
Thin egg noodle in curry soup with tender chicken,red onion,crispy noodle,pickled mustard green and fresh lime

ラクサは、マレーシアやシンガポールでポピュラーな麺料理で、唐辛子やスパイス、ハーブなどのペーストに、ココナッツミルクを加えたカレースープに麺が入っているもの。なるほど、カオソーイとの共通点も多いです。それで「タイスタイル」なんですね！

私はここでカオソーイが食べられると聞いて行ったのですが、メニューを見ただけでは、カオソーイの存在に気づかなかったかもしれません。メルボルンでのカオソーイ探しに新たな手がかりを得られました。張り切って次のお店を探そうと思います！

■今回のオーダー
カオソーイ　A$13（約1200円）

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■店舗情報
Jing Jai Thai
271-273 Flinders Lane CBD Melbourne VIC
11:00 - 22:00　／無休
フリンダースストリート駅から徒歩５分
トラムストップ　Swanston St and Flinders Stから徒歩５分

※この記事の内容およびレートは、2017年９月時点のものです。