地主さん
いま住む地区で私は、福祉職っぽくない写真家からイメチェンし、草刈りの出来る百姓をやってるらしいあ兄いさんにグレードアップしました。ver.2016.05
photo ©︎ Shuhei NEZU
M沢さんは地元の大地主さんで、ひと昔前は庄屋(名主)として村政を担当した村の首長の家であったと聞いてます。噂では、飯田線が湾曲しているのはM沢家が土地を譲らなかったからとか、中川村から駒ヶ根まで行くのに所有地だけを渡り歩いて行けたとか、いくつも逸話が聞けるほどの人物です。
住まいにしたい場所がにピンポイントで決まっできた私にとって、アプローチの仕方はシンプルでした。週末に都合を合わせていただき、伊那田島駅で待ち合わせました。
歩きながら山林を右手に、「ここが、理想的な土地なのです。展望、陽当たりが良く、緑に囲まれているが、山奥でもなち。道沿い、駅近、お隣さんは数百メートル先。こんな場所を中川村に来てからずっと探していました。どうか、お願い出来ないでしょうか?」
photo ©︎ Shuhei NEZU
ご挨拶の手土産には、M沢さん御用達の恵比寿屋という満足度高い酒屋さんで好みであろうお酒を一本選んで貰い、綺麗にラッピングして持って行きました。
地主さんは、空いている宅地を私に紹介してくれるつもりだったので、少し困った様子でした。 その土地は地目山林7000平米(2100坪) が一筆。私が希望していた場所は、北側端の道路と農地の間15メートル程の区画でした。 お隣の地権者さんとの境界線が鋭角な形をしているのも手伝ってか、「この辺りだったら動かしてもいいかな」とその日に言ってくれた事が嬉しくて嬉しくてハッキリと覚えています。
この日から約一年半の間、幾度も話し合いや、契約書類の確認を繰り返しました。(建築面積が最終的に決まるのが寸前であるが手伝って) いつでも懇切丁寧に接していただき感謝です。
photo ©︎ Shuhei NEZU
中川村に来て直ぐに登りに行った塩見岳が見える!娘の名はしおん、塩見岳に似せた音でもある^_^ いつか近い内に、娘と一緒に塩見岳頂上から双眼鏡で家をみたい。