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kojinkai

指導者の切り口から学ぶ。

2017.09.21 14:10

歴史の指導や地理の指導を行う時は特に、

私の感覚とか視点が子どもに与える影響は

大きいものがあります。


学校で習ってきたこと、自分で本を読んだり

テレビを見たりして学び、自分で考えたこと、

そして、私の話を一つの切り口として聞き取ること。


小学生中学生共通で、北海道東部の

濃霧の話が話題に上ったことがありました。


「へ〜霧が出るんだ〜。」


じゃない。霧を実際に画像で見せるのです。

そして、なぜ濃霧の話がいちいち教材の中で

触れられる事柄なのかということを逐一話すのです。

それが、北海道東部の産業に与える影響ですとか、

生活様式に与える影響ですとか、そういったことを

考えるということが地理の学習の本質ですから、

ただ”霧が出る”で終わらせて良いものならば

いちいちテキストにひょっこり顔を出したりする

言葉などではないのです。


社会科というのは、実際大学に出てからは

ほとんど基礎教養の領域でありまして、

ただ暗記して忘れたくらいの感覚ですと

基本的に上級の大学へ行けば行くほど恥をかきます。

あるいは、授業時に苦戦をすることもあります。


ただ覚えることなど家でもできますから、

目一杯自分の中になかった切り口を探して、

そこから思考を出発してみる時間というのを

大切にしてみてください。