昨日は献血ルームでの12名の施術でした。
松戸の献血ルームPureさんで、つい立てで分けた1ベット分のブースでの献血者の方への待ち時間の有効利用と、次回も献血をリピートしてもらうために15分間のクイック施術を提供して半年近くたつ。
不定期に私の都合と、施設の空き状況により変わるのですが、今回は2〜3か月ぶり位。
申し込みから採血までの待ち時間の間に行う為、無駄なく出来るような問診と施術をするように心がけています。
今回は研究会用にデータを取らせてもらいました。
リセット運動として骨盤を仰向けで動かした場合と、動かさない場合では足を天井側に上げていく股関節の運動範囲にそれがどう影響するのか?これを角度計を使って角度を計測しました。(分かりやすく説明するの難しいです)
今回の12名は献血者自体が少なくなってる為これ以上の人数は望めませんでした。
データはまずまずでした。うち1人は就職活動の女性の学生さんが就活スーツのままで見えて、
タイトなスカートの為データとりはやめておきましたので除く11名のデータが取れました。
施術効果はクライアントさんから分かり易い反応があり、説明も好意的に受けいれられていて、ストレッチは今後しないように気を付けると口々に言われていましたが、
50代女性の一人だけは、施術による関節変化は起きていたけれど、説明に納得した様子はなく、ストレッチは通っているスポーツジムでも、膝痛の通う整形外科でも勧められているので、何故良くないのか理解に苦しむ様子でした。
可動域は上がった体験をしても判らない、。筋出力では先入観が働き正常な検査になりませんでした。
身体の変化に対して認識しにくい人の場合は、双方の共通認識に至らず、体験しても納得できないという現象が起きて、心身両面の満足した結果は得られません。
次の人は待っているし、目の前の人は中々納得も出来ない様子で、困りました。
『それじゃ―なぜスポーツクラブでも、整形の先生でもストレッチが足りないから、筋肉が固くなっているから膝が時々痛いんだよ、レントゲンでも悪いところは見られないから異常はない といわれるの?』 もっともな疑問です。ストレッチへの幻想なのですが、、。
80年前から現在まで広まってきたものだから、多くの人に認知されている、で、片手落ちの効果宣伝をしてき続けたので、なまなかなことでは知識の上書きは進みません。
体験しても認知しない、多数派の意見で現象は自身に起きて居るにもかかわらず、客観的に引き比べる頭の中の一歩引いたスペースが無いと、体験したものにも意味がなくなってしまうもの。
もっと技術も説明も磨かなければならないなぁ と感じた出来事でした。
今回はFBでシェアやコメントで来てくれるように呼びかけました。
その呼びかけに従って、この納得に至らなかった方が、来てくれていた方でしたら、大変申し訳ないなと後悔しきりです。
スタッフさんから、少ないながらも、各種イベントの中では人を多く寄せられた、また来て欲しいといわれたことが救いでした。
スタフのみなさんはじめ、献血者の皆様、どうもありがとうございました。
データの採取に関しては、WBCinsutituteの堀川浩之先生にご指導いただきました。ありがとうございました。
ボランティアにまた伺いますね。