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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

小さな一歩を褒めないと何も始まらない

2017.09.25 15:00



「先生!これ見て!」

ある中学生の生徒が意気揚々と持ってきたテストの得点は43点。

僕はこういう瞬間に、このお仕事をやっていてよかったなぁと思うのです。

彼の前回のテストの得点は7点。堂々の、6倍以上の得点アップです。



彼が新しく踏み出した一歩。

でも、時にそれを「まだそこかよ」とか「全然駄目」と言ってしまう人がいます。

確かに、遥か彼方から見れば、7点の場所も、43点の場所も、同じに見えるかもしれません。

でも、近くで見ていたなら、そのすごさや頑張りは、必ず伝わるはずではないでしょうか。



暗く深い闇の中から、

抜け出そうと彼はその一歩を踏み出した。

不器用な一歩かもしれない。

とっても小さい一歩かもしれない。

でも、踏み出した。

とっておきの勇気を振り絞って、前へ。

確かに、光の見える方向へとその歩を進めた。



そのことが、何よりも尊くて、とっても大切な、

誰と比べるまでもなく素晴らしいことだと、

私は思うのです。



そして経験上、

勉強であんまり承認されたことのない子が、

自分が「頑張った」と思う経験を他人に認められると、

達成感や嬉しさはもちろん、

「お、俺(私)だってできるのかも」と自分に期待し始めます。

その期待は、とても大きな飛躍へのきっかけとなります。

新しい一歩の原動力となるのです。



満面の笑みで彼は言いました。

「やればできるってわかったよ」

不覚にもちょっと感動してしまいました。

もちろん、ここがゴールではありません。

道は続く。いずれ受験もやってきます。内申点もまだまだ上げなければ。



でもね、本当良く頑張りました。



この経験は、必ず本人の力となってくれるはずです。

そう信じて。



小さな一歩を褒めないと何も始まらない。

そしてそのために、

彼らのそんな一歩を見逃さないようにしよう。



本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

歩き続けるためには、心の充電が必要だから。満タンにしてあげるのも大人の役目かも。