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cherouite〜シャルウィット〜

コンセプトメイキング

2022.01.11 01:24

仙台のPipie & Lilly様でのPOP UPがスタートして6日。さまざまな反響をいただき今まで自分を信じてやってきた手応えを少しずつ感じています。


思えば8年前。


このブランドを立ち上げたときは経営のことやブランディング、マーケティングのことなど何一つとして知らない無知な主婦のままスタートしました。


でも、このモノづくりにかける思いだけは壮大?でした(笑)


日本の女性と危惧される地球の未来を救うのだ!くらいの大きな情熱があったのです。


今思えば笑っちゃうけれど、そこだけは本気で譲れなかった。


私一人が何かやったところで何も変わらないと冷静に揶揄する自分もありつつ、いやいや一人の勇気が広がれば大きな唸りとなるはず!なんて熱い思いも隠していたのです。

ブランド理念や立ち上げのきっかけはこちらのHPで確認いただくとして。


cherouiteというブランドにかける思いは立ち上げ当初から確固たるものがあり、ここに来るまでに何度も目先のことで一喜一憂してきましたが迷う度に初心に帰り、そこだけはブレずにいこうとその都度、再確認してきたことが今に繋がっています。


コンサルタントをしている友人に相談した後、実は事業として大きく動き出すために別のコンサルタントにも相談したことがありました。


そこでは自分がやってきたこと、一大決心で取り組んだリブランディングのこと、すべて全否定されました。


ただ、そこで私は自分でも不思議なほどすべてを受け止める冷静さを持てたのです。


・布の切りっぱなしになんて誰も価値を感じない


・“サスティナブル”や“SDGs”と世の中が囃し立てるのは、その先に誰かが利益を得ているからで、あなたみたいにキレイ事では経営は続かない


・こんなに時間のかかることをやっていたら利益にはならない


・買ってくれているお客さんは切りっぱなし布だから買っているのではなく、あなたのセンスが好きで買っているだろうから布じゃなくても売れる


・屋号が分かりにくい


・誰かが着古した服を使ったものなんて気持ちが悪い


等々……etc.


いろんなことを言われましたが、その全部が今まで自問自答してきたことでした。


・布の切りっぱなしなんて誰も価値を感じないだろうけれど、誰もやっていないことだから自分はあえてそこに挑戦してみたい


・立ち上げ当初の2014年頃は、まだサスティナブルという言葉は世の中でさほど出回っていなくて私もそこをウリにするつもりはなかったけれど、ここ2〜3年で広く浸透してきたので自分の原点でもあるこの部分を少し出してもいいのではと考えた


・製作にかかる時間と価格が見合っていないことは薄々感じている


・色合わせなど私のセンスを気に入って購入くださる方は多いと感じていたので切りっぱなし布じゃなくてもいいんじゃないかと思うことも度々あったけれど、やはり自分は布からインスピレーションを得ているのでそこを外すとものづくり自体ができなくなる


・屋号の分かりにくさは自覚していたけれど一番最初に屋号を決める際とても悩んで、まだ誰も使っていない言葉にしよう(ネットで検索したときに上位表示させるため)と考えて決めた名前で、実際にGoogleで検索すると上位に表示される


・古着に抵抗がある人もいると思ったので個展ではお客さまが捨てられないご自分のお洋服でオーダー製作しますというスタイルで販売を開始した


このように自分で疑念を持ち、その都度、自分なりの答えを出してやってきたことだったので、そのコンサルタントの指摘を聞きながら、自分が考えて修正しながらやってきたことは間違っていなかったと思えたのです。


けれど改めて問われると自分の考えを他人に分かるように言葉にすることができませんでした。そして、さらに自問自答することとなったのです。


結果的にそれが信念を強化することに繋がりコンセプトを確立させることができたので、そのコンサルタントの話を聞いて本当に良かったと思っています。


今までのcherouiteを捨てて新たに儲けに走る(多くの人にウケる)事業を立ち上げるか、cherouiteのままコツコツと地ならしして固めていくか。


後者なら利益は後回しで時間も掛かる。私が20代ならそれでもいいけれど、もういいお年頃です。心が一瞬もぐらつかなかったかと言われれば嘘になりますが、そこで踏み留まり後者でいくことに決めました。


やはり私はお金儲けがしたかったのではなくハンドメイド作家として成功したかったのです。


だから内職さんを雇って工程の一部を外部委託するなど大きく事業を展開するのは、もっと自分で自分に自信が持てるようになってからでもいい。

とにかく今は応援してくださる顧客様の期待を裏切らないよう、自分自身が動き品質を維持させて今までの年数、積み重ねてきたものを大切にしていこう、そう思ったのです。


そうと決まればブランドに必要なものはコンセプトメイキングとターゲティング。


いろんな思いがあり過ぎて今まではどこに絞ってコンセプトを決めればいいのか分かりませんでしたが、個展のときに作った「EGOでecoなカットオフジュエリー」というキャッチコピーに的を当てて、そこを深掘りすることにしました。


恐る恐る新展開した古布を使ったサスティナブルアイテムも、遠慮がちにお客さまの持っているものでオーダーを受けるというスタイルではなく、自分がカワイイと思う布で堂々と作っていこうと。


今までエコという言葉は身近なようで重い言葉でした。そこを追求して生活している人からすれば私のやっていることなんてエコでもなんでもないと糾弾されるかもしれない。

けれどこれからの時代はもっと手軽にエコを取り入れて、できることからみんなで始めることで大きく変わっていくと最初から確信していたので自分の感覚に忠実になることにしたのです。


世の中のためになる活動をしているように見せて実際はそれが宣伝目的だったり、裏ではサスティナブルとは程遠いことをやっている流行りに乗っただけの経営者もいるかも知れないけれど、私は今のSDGsの流れを経営の手段として使うつもりはなく、私の作る物が自分の人生や地球のことを立ち止まって見つめるきっかけになればいいなと思い、とても分かりにくい理念だけれど密かにこの思いを根幹にしようと始めたハンドメイド活動だったので、そこをブレさせてはいけないと再確認したのです。


そもそも、なかなか世の中の人にすんなり受け入れてもらえない経験は今まで嫌というほどしてきました。


けれどなぜ辞めずに今まで続けてこられたのか?


それはきっと、私のように取り立てて取り柄もなく人に自慢できるような経験も持っていない、ごくごく普通の主婦が何かでやり遂げることができたら、「あの人にもできたのだから私にもできる」と思ってもらえると考えていたからです。


自分のためではなく、地球のことや自分と同じように悩む女性のために、自分が出来ることがしたいという他者貢献の思いから始めたことだったので、飽きっぽい私をここまで続けさせたのだと思います。

誰も求めてないけれど(笑)ある種の使命感のようなもので突き進んできました。


こうやって“EGOでeco”に振り切ったおかげで百貨店のサスティナブルな企画や、ヴィンテージの企画などに呼んでもらえるようになったのは大きな収穫でした。


そして次はターゲティング。


実際にはこれが一番、大切だったのではないかと思うほど、ここの部分が決まることで何を作ればいいのかが明確に見えてきました。

それについては、また次に。