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玲子のカルペディエム

みんみんの健康のこと

2022.01.08 03:00

昨年の秋にみんみんの詳しい健康診断を受けました。10歳という節目でもあるし、外へ連れ出さないと排尿しないのに、これまで8年間も仕事してるあいだずっと留守番させてきたので、腎臓とか膀胱とかいろいろ心配になってました。


初めての膀胱の超音波検査と尿検査の結果、衝撃が走りました。毎年の血液検査の数値は非常に優秀、と言われて安心しきってきたのに、膀胱の粘膜不整と尿のPhがアルカリ性に大きく傾き、ストラバイト結晶が検出されたっていうんです。つまり、尿道などに結石を発症するリスクが高いと。


突然、胃のあたりをぎゅっとつかまれたような感じがして、あたふたと対策に走りました。もう私が帰宅するまで排尿せずに待たせることはできない。そう決意しました。幸い、トリマーさんが預かってくださることになり、休業日の月曜は別のペットホテルにお願いすることにしました。早めに家を出なくちゃならない、お金もかかる。でも、みんみんが昼間誰かにオシッコさせてもらってると思うだけで、安心して仕事できます。その安心感にはかえられません。


さらに、こうした尿の問題に効果があるとされる食餌療法も開始。幸い、みんみんはこれにごはんを変えてもバクバク食べてくれました。こうして1ヶ月後に改めて健康診断を受けたところ、尿の問題は大きく改善されて結石のリスクもほぼなくなったということでひと安心。


しかし。このとき獣医さんがみんみんの左上奥歯が破折していることに気づき、このままでは剥き出しになった神経のところから炎症が始まると言われました。尿の問題解決で喜んだ次の瞬間、改めて奈落の底に突き落とされた気分。痛みを感じるそぶりも見せず、毎日食欲もあって元気なので、にわかに獣医さんの言葉が信じられませんでした。歯を折るほど硬いものをかじらせた覚えはありませんし。唯一、その2週間前に昼間みんみんを預かってくれるペットホテルで歯石除去をお願いしたことが怪しいぐらいで。


とにかく、早く処置する必要があると言われ、最短で年明けすぐの1月6日に全身麻酔下で抜歯することが決まりました。歯は顎の骨にくっついていますし、奥歯は大きな歯で歯根も大きいので、抜くだけと思われるかもしれませんが、決して簡単なことではありません。


かくして、1月6日に朝から飲まず食わずを維持して動物病院に行き、午後に手術となりました。約1時間の手術のあと、全身麻酔から目覚めはじめたみんみんを抱かせてもらったとき、涙が出そうになりました。麻酔時の状態はとても安定していた、問題の奥歯以外に歯周病などで抜かなければならない歯はなかったと、ありがたいご報告も受けました。よく頑張ったね、みんみん。 

術後、獣医から厳重な注意がありました。目うろこでした。

 もう犬ガムは禁止。(写真はみんみんが大好きな犬ガムでした。もう金輪際、これはダメです。何袋もストックしてありましたが、捨てました。)

 柔らかめのジャーキー以外のおやつはダメです。ジャーキーは細かく刻んでちょこっとずつあげること。

3 犬用ボーロもダメです。肉食の犬に炭水化物は必要ないし、炭水化物は唾液で溶けてねばねばした膜から歯垢を形成して、歯石の原因となります。

 人間と違って、食後や寝る前に歯磨きすると考えなくてもいいのです。歯垢は約8時間で歯石を形成していくので、そのプロセスを断ち切るための歯の手入れと考え、できたら1日2回、水で濡らした綿棒のようなもので歯についた粘りを取り除くこと。指にはめるコットンの犬用歯ブラシでも可。

 その際、歯の裏側も忘れずに拭うこと。

6 したがって、歯の手入れの直後にご褒美のおやつをあげるのは、たとえ寝る前であろうとまったく問題ありません。そうやって、嫌がらずに口の中の手入れをさせるようトレーニングすべし。




手術から2日が経過し、いつもの元気なみんみんに戻りました。改めて健康であることがいかに大切か、思い知りました。全身麻酔下で歯石を全部きれいに取り除いてもらったので、今のピカピカの歯を維持すべく、日々の歯みがきは絶対につづけます。


実は、12月24日の術前検査でレントゲンを撮ってもらったとき、みんみんの背骨の首のあたりに怪しい影が発見されました。そのときの若い獣医が「骨が溶けてるように見えるんですよね〜」と不用意な発言して、またまた胃の腑に重いものが沈みました。これについては、また後日。今はただ、手術が無事に終わった安心感に浸っていたいです。