セカイカン、アリカタ、ハダカ、オワリカタ~エクスマセミナー9.21
昨日、広告大手電通の違法残業事件で、労働基準法違反罪に問われた法人としての同社の初公判が東京簡裁で開かれた。山本敏博社長は起訴内容を認め「心からおわび申し上げる」と謝罪した。
もうこれまでの働き方は通用しなくなり、電通だけでなく経営者は変化していかないと・・・
そんな日、渋谷のカルチャーカルチャーでエクスマセミナーが行われた。
今日のセミナーテーマは「仕事を遊びの領域まで高めよう!」
これからの経営者やリーダーはもちろん、僕のような現場で働く人たちにとっても貴重な時間だった。
(初めて来た渋谷カルチャーカルチャーはカッコいいホールです)
数字でしか判断できない経営はヤバイ
藤村先生は、数字でしか判断できない経営はヤバイという。
ロジックも大切だけど、数字が得意なのはAI であり、AIに任せて経営者は感性を持たないといけない。
GDPが6期連続伸びている要因のSNSでの個人消費がが牽引 してる。
SNSで語られる商品やサービス
SNSを活用しないとチャンスを逃す。SNSファーストに。
マズローの欲求で
自己実現、承認、所属の欲求
この領域になっている。
複雑で不安定で曖昧な消費 になっており、 なんとなく美しい なんとなく楽しい という感じだ。これまでのロジックの世界だと再現性が可能であり、 みんなが真似できコモディティ化になるのだ。
世界観を作れるか
経営は感性の時代であり、 ワクワク ドキドキ 楽しそう 美しい なんとなくいい
経営者やリーダーは感性(センス)が必要
定量化できない世界でどう意思決定するか?
そこの領域まで行かないと。。。
好きな事をすると世界観が作りやすい
そして、感性(センス)を磨くこと 。
美術作品を見よう。
どうして、この作品を作ったのか?
を考える。
答えは出ないけど考えると感性が養うことができ、 美術作品もいろいろ知ると面白い。
審美眼を養おう!
(※審美眼:美を的確に見極める能力)
「どうして?」が大切
藤村先生は、「どうして?」という考える事が大切だと言っていた。
オープニング後の話しで、コンサルタントの駆け出しの頃、どうやって自分で集客したのかという昔話をしてくれたが、それもここと共通していた。
販促物でセミナー案内をするのは面倒であり、制作コストもかかる。
どうやってより良くできないか?を考えて、今まで名刺交換した人のアドレスにメルマガを送ったと。文章を1回書いて一度に送れてコストもかからない。
どうしてアンディ・ウォーフォールはキャンベル・スープ缶やコカ・コーラのポップアートを作ったのか? そういう事を考えることが感性を養うことができると。
確かに、そうやって考えたり、調べたりすることで芸術・文学などが楽しくなっていくのだろう。
ゲスト講師のお二人は世界観を持っている。
まず1人目はええねんプランニングの橋本亨さん(ニックネーム:ハッピー)
ハッピーは昔「POPの神様」と言われ、藤村先生の書籍にもセミナー事例など数多く登場している方です。そんなハッピーはSNSが苦手でしたが、わからない事をみんなに聞きながら
ダメな自分で大丈夫。
ネタにできるし、応援される
という思考でSNSをやり続け、今ではSNSを教える立場になっている。
「ええねん」の精神ですかね。
最後に、エクスマ塾生でSNSやブログを教えている方たちを紹介してました。
さすがエクスマ事務局長です。
2人目のゲスト講師はこの方。
千葉の我孫子と柏市、沖縄県宜野湾市で美容室やってる松島亘さん(ニックネーム:まっつぁん)
僕のラーメン師匠です。美味しいラーメン屋をインスタで教えてくれる師匠です。
初のゲスト講師でかなり緊張しているようなのですが、オープニングは落ち武者です。
美容室のハロウィンイベントで仮装し、スクーターに乗ってきた動画を映しての登場でした。
会場は大爆笑。ツカミはバッチリです。
美容院を2店舗までに広げ、自分の力でここまでやってきたと思っていたが
スタッフはどんどん辞めていき、残ったのは4人に。
今までのプライドを脱ぎ捨て、裸になり
リーダーとしてスタッフと向き合うことで、 リーダーが変わるとスタッフも変わった。
創業当時のスタッフさんの話は感動的でした。
経営者はなかなかスタッフの前で「裸」になるという事はできるようでできない。
あっ、こういう裸ではなく、「心の裸」ね。
スタッフに感謝する。
自分の会社、スタッフ、お客さんを楽しませること!と。
さて、前回の僕のブログは 「エンディングを考える」という記事でした。
セミナーも終わり方が大切だと。
まっつぁんの講演を聞き、オープニング動画の意味が分かり
僕は心の中で唸ったのでした。
どうして 落ち武者の格好の動画だったのか?
始めに笑いをとって「ツカミ」が欲しかった。
それも、ある。
創業当時はプライドという「鎧」を身にまとっていたが
それでは自分だけを守るだけでスタッフを守れないと気づき
ハダカになった。
その為のオープニング動画だったと。。。
(あくまでも個人の解釈です。)
このシナリオはSNSの神様のお告げかも?
いづれにしろ、笑いあり涙ありの新喜劇の講演でサイコーでした。
セミナー最後は藤村先生とゲスト講師のお二人の挨拶。
そこでまっつぁんは藤村先生がいつも最後に会場のみなさんに言うセリフを言うのです。
そこでみんなは大爆笑。
どこが緊張してたんだっ!とツッコミたくなったが、チラっと藤村先生の顔の様子を確認していたまっつぁんの表情が面白かった。
といういつもとは違った終わり方。
最後に、藤村先生の新版「安売りするな!「価値」を売れ!」にサインをもらう事ができました。
僕の話が載っている記念の本です。
さて、行動すること山盛りですがガンバリマス。